呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

船中八策 槽搾り・黒

2022-07-24 | お酒
さて、前回の宣言通り暫く辛口のお酒が続きます。
今回の一本は船中八策 槽搾り・黒です。







船中八策は高知県の司牡丹酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.tsukasabotan.co.jp/index.html

うっかり飛びついたら二つ空けてのまた高知のお酒です。


開封
しっかりと醸した感のある香りがします。
辛口であるという事が分かっているというのも
ありますが、甘さや華やかさはみじんも感じられません。

色はガラスの酒器に注いでぎりぎり分かる程度の
黄色です。

では頂きます。
すっ…苦っ辛っ
真っ先に飛び込んでくるのが酸味なので辛口のお酒に
ある恒例の酸味だね等と吟味する間もなくドーンと
苦みとも辛味ともいえる味が広がります。

強い嫌味こそ無いもののかなり辛く、ここ数回で飲んだ
辛口の中でも一番インパクトがあります。
実際の日本酒度を測ると体感よりも数値が低く出る
可能性もありますが、飲んだ感じでは軽く+10はあります。

初日のおつまみは玉ねぎ天。
魚の練り物に玉ねぎを混ぜて揚げたものです。
揚げ物ですから弱くは無いんです。たぶん。
今回のお酒と合わせると圧倒的な力の差でお酒が主張してきます。

次いでのおつまみ
ミックスナッツ、バーベキュー味。
どちらかというと洋酒のおつまみに出てきそうなミックス
ナッツです。バーベキュー味といえばかなり濃いめの
味付けなので流石に良い勝負になってくれるはず。
…ミックスナッツの霊圧が消え()
単体で食べると結構しっかり目の味付けなんです。
口腔内に広がるバーベキュー風味がチープでありつつも
良い感じなのですが、お酒を飲むと軽く上書きされます。
バーベキューはどこいったのー


さて二日目
口当たりが丸くなった感じがあります。
と言ってもとても辛いのは変わらず。

二日目のおつまみは日本酒前に食べつくしてしまったので
今回はなしです。


とても強い辛口のお酒でした。
個人的にはもう少しつまみの引き立て役になってくれると
嬉しいですね。

前の久礼が技巧派
飛鸞は正攻派
と書きましたが、今回のお酒は
『かかってこい!』と言ったらパイプ椅子で殴られた
そんな感じ。

とまぁちょっとダメ出しし過ぎた感はありますが苦みの程度が
しつこく残る程では無いんですね。確かに強めですが。
なのでつまみはあくまでもつまみであって、辛口のお酒を
純粋に飲みたい という方にはかなり良い感じかもしれません。
コメント
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