呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

磯自慢 純米吟醸

2020-11-15 | お酒
うちはほぼ家飲みなのですがたまには外でも飲みたいですね。
毎度のチープなおつまみではなく、立派で美味しい食事も出ますし。

ただ情勢が情勢だけに厳しい。
一度、戻り鰹が見られる頃に予定したのですが感染者が増え断念。
で、今回Go to Eatなんて事も聞いておりましたので13日に行く
予定だったのがまたまた感染者急増で断念。
ついてないです。

こうなったらお酒だけでも良いものを飲んでやろう。
そんな訳で今回の一本はこちら
磯自慢 純米吟醸





随分と久しぶりな磯自慢。4年ぶりです。
しかも純米吟醸ですよ。
その他何か色々書いてあるのですが漢字変換で出ないので却下。
誉富士という米を使っているようです。

磯自慢は静岡県の磯自慢酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.isojiman-sake.jp/


さて開封。
しっかりとした吟醸香があります。
ただフレッシュというよりは落ち着いた感じ。
どっしりとした重みのような雰囲気もあります。
色はほぼ透明でガラスの酒器に注いでも極わずかに黄色が
分かる程度です。

では頂きます。
ほう。
然程甘くなくどちらかといえば辛めの方向ですがそれも強くなく。
個人的に苦手な苦みも全く無く。
一瞬、水のような軽さかな?と思わせておいて重厚な旨味があります。
しっかり醸した感のあるお酒ですが老香や独特の臭みもなく
威厳をまとったお酒ですね。
新酒のようなフレッシュさは無いですがどこを取っても非が無い
美味しさです。

あえて難を挙げると派手さがないです。
フルーツのような甘酸っぱさとか、抜けるような酸味とか、
苦み走った辛口とかを期待するとダメですね。

団体戦だと確実に中堅に出したいです。
押している戦いなら決着を。押されている戦いならばここで
一勝を取って逆転を狙う と。
登場させれば確実に勝利を齎してくれるそんなお酒です。


初日のおつまみはサバの味噌煮 の缶詰。
最近は青魚が全体的に高いですね。
サバ、イワシ、サンマとある種雑魚に入りそうだったのが今では
高級魚ですよ。
安く食べられていた頃が懐かしいですね。

さて、今回のお酒との相性ですが並走というか二人三脚?
特別つまみを持ち上げるでもなく、かといってお酒が出しゃばる
訳でもなく。
ではお酒のあり、なしで比べるとお酒があった方が良いよね。
そんなナイスサポートなお酒です。



さて二日目。
口当たりが少しなめらかになったように感じます。
味ですが酸味が出てきました。
然程強くはないのですが初日のバランスが均衡していましたので
目立ちますね。
またほんの少し苦みも出てきたようです。

二日目のおつまみはコンビニのおでん。寒い時には良いですね。
個人的に厚揚げ、がんもどきが好きです。ちくわぶは要りません…。
今回のお酒との相性ですが、悪くはないのですが二日目に顕著に
なった酸味と苦みが思いの外残ります。初日の味の方が良かった
ですね。
あと、熱燗の方が合うと思います。

次いでのおつまみはマグロの付け丼
こちらは大変良く合います。
ガリとの相性もばっちりです。



という訳でとてもとても久しぶりの磯自慢でした。
前回も価格が高いと書いておりますがプレミアが付いている訳では
ないのでちょっとした贈り物や頑張ったご褒美に奮発という気で
あれば買えるレベルです。

味の方は格別。
上に書いたように突飛した部分は無いものの非のないお酒なので
好みが不明な客人に合わせるにはもってこいです。
なるほど価格が高くなってしまうのも仕方がない事かなと。
難といいますか日本酒全般に言える事ですが一旦開封してしまうと
味の変化が起きてしまうので開けたらその日に飲みたいですね。

大分長い間冷蔵庫で眠っていたお酒でしたが満足の一本でした。
年末に奮発して磯自慢の大吟醸 というのもありかもしれませんね。
コメント (2)
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