呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

越の誉 9/0 純米無濾過生原酒

2020-11-22 | お酒
少し前にかなり飲みたいお酒を見つけまして買いに
向かったのですが目の前で売り切れ。
お酒との出会いは一期一会と自分で言っておきながら
既のところで買えないのは悔しいものです。

で、肩を落として帰路についたのですがまだ入った事の
無い酒店があることを思い出しました。
伺ってみると流石に買い逃したお酒はなかったものの
見た事の無い銘柄が7割ほどあり機嫌回復。

そんな中の一本


越の誉 9/0 純米無濾過原酒です。

越の誉は以前頂き物で飲んだ封印酒が美味しかったです。
そこに今回の瓶。


ラベルシールではなく瓶に直接印刷してあります。
かなり凝ってますね。

これは買わねばと選んだ一本です。
越の誉は新潟の原酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.harashuzou.com/


開封
封を開けただけでとても強い香りがします。
濃さを感じさせるのか鼻の奥を突く感じがありますね。
色はほんのり黄色です。

では頂きます。
甘酸っぱい ではなく酸っぱ甘いっ
そして濃い。

お酒を口に含むと麹の香りと酸味が鼻に抜けます。
粘度が少しあるように感じますが酸味のせいか
スッキリしています。
また後口に結構な苦みがあります。
酸味5、苦み3、甘味2という感じの味です。

初日のおつまみはコンビニのおでん
うーん、悪くはないのですが湯気と一緒に酸味と
麹風の香りが鼻に抜けます。
素でも強いものが暖かさと相まって結構鼻にきますね。
暖かいものとは合わないかもしれません。


さて二日目
然程変わらずかといって酸味が弱くなる訳でもなく
といった感じのかなり派手な味の存在感は健在です。
苦みは少し弱くなったかな?


前回の磯自慢とは全く正反対で強い酸味、強い香り、
強い苦みのあるとても尖ったお酒です。
精米歩合90%と吟醸、大吟醸とはまた違ったある種荒々しさ
の残ったお酒です。
ただこの複雑な旨味もまた日本酒の醍醐味ですね。
味の鮮烈さは生原酒ならではといったところです。

前回の磯自慢が団体戦の中堅ならば今回の越の誉は先鋒ですね。
勝ち負けは兎も角、場の空気を圧倒させる力があります。
先陣を切り開いてくれる頼もしいお酒です。
まー来客用に出すにはちょっと荒々しいですけどね。

同酒造の封印酒と比べるとあちらは一国のお姫様、こちらは
町娘といった感じ。
どちらも惹く部分はありますし、かならずしも姫様を選ぶ
という訳では無いですよね。

個人的にはもう少し苦みが弱ければなーと思う所ですが
無ければ無いで物足りないお酒になるんでしょうね。

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