呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

雪の茅舎 純米吟醸 秘伝山廃

2019-01-13 | お酒
昨年以来の一本です。
雪の茅舎 純米吟醸 秘伝山廃





雪の茅舎は秋田県の株式会社齋彌酒造店さんのお酒です。
http://www.yukinobousha.jp/index.htm

開封
ふむ、華やかな吟醸香が漂います。
ただ濃いという感じはなくフワリと香りますね。
色は結構薄めの黄色です。

では頂きます。
一番強いのは酸味でしょうか、その直ぐ後に甘味が追います。
が、どちらもかなり軽くサラリとした口当たり。
最初の吟醸香と同様にフワッとした感の香りが広がります。
後口にはほんのりの苦味が残りますが厭味は無く存在感だけ
しっかりと現しています。
うん?苦味の中に焦げっぽさを感じます。
本当に僅かなので個性と呼べるレベルですけどね。

久しぶりに危ないお酒です。
うっかりするとガブガブ飲めてしまう一本です。

前の雪の茅舎が結構甘めでしたので構えて飲んだのですが
肩透かし感があります。
位置的には辛口では無いお酒ですがこれは案外食事にも合うかも?


という訳で初日のおつまみはサバの西京漬け という缶詰。
頂き物です。
ふむ。これは・・・なんだ?
今回の日本酒は美味しいです。
サバの西京漬けも美味しいんです。
が、相乗効果が無い。
相手を潰す感も無し。
日本酒特有の生臭さを消す効果はあるものの、美味しさは併走しています。
干渉はなるべくしないので一緒にゴールを目指しましょう的な。
こういうお酒もあるんだなぁ。

それではこれでどうだ!と匂いの強い餃子を投入。
強い匂いには酸味と苦味が張って来るのですがそれだけ。
相手を潰さず己は潰されずにしっかりアピールをしてきます。

なんですかね。
目的地は一緒なのに一切係わらない感。
仲良く出来たらもっと楽しいのにな~ という感じに近い感覚を受けます。


さて二日目
香りは変わらずフルーティー。
口当たりも軽く飲みやすさ継続です。
少し苦味が強く感じますね。
それでも弱いグレープフルーツ並なので全く問題なし。
ちょっと個性が出てきて良い感じかも。

二日目のおつまみはチープにじゃがりこ
うん、近づきも離れもしない距離感をキープです。
相手を潰しも引き立てもしない、我が道をいく味は凄いな。


結論からいうと凄く美味しいお酒でした。
できればまた飲みたいです。
ただ単体で飲むにはかなりアッサリで香りの良い水のよう。
ではおつまみをと用意しても相乗効果が薄いお酒です。
物凄く優等生なのに使いどころが難しい そんな一本でした。
素麺とかにゅうめんのようにアッサリとしつつもカツオの風味が残る
そんな食べ物なら良い相方になれたかなぁ?
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