呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

純米吟醸 生原酒 百楽門

2018-07-15 | お酒
今回は遭遇率のあまり高くない奈良のお酒。
葛城酒造株式会社さんの純米吟醸 生原酒 百楽門 です。
http://www.hyakurakumon-sake.com/





前回の若駒同様雄町なんですね。
どう出るのか気になるところです。

開封。
シャープながら甘い吟醸香が漂います。
色は結構黄色がかっているようです。

では戴きます。
まず麹風の香りが一瞬顔を覗かせてからのパイナップル風の濃い甘酸っぱさが
広がります。鼻に抜けるというよりは口の中に広がる感じ。
第一印象は甘い。酸味もありますが甘い。日本酒度-1ですからね。

それでも後口に残る風味は辛さを感じさせます。
少し存在する苦味が辛く感じるのかもしれません。
口当たりは少し粘度を感じます。
夏酒はサラリする物が多いので春酒っぽいです。
・・と確認してみるとやはり3月製造でした。


で、肝心の雄町ですが・・・これは悪くないというか好みです。
前回は精米歩合70%の純米酒、今回は純米吟醸酒で60%まで削られています。
米の雑味(白米では旨みですが)が残った分気になったのかな?


初日はおつまみに枝豆。
ほんのり塩味の中に枝豆の甘みが冴えます。

その枝豆の甘みを踏み潰す甘いお酒。
枝豆もお酒も単体では美味しいのに全く歩幅を合わせようとしない様は
ある意味潔いです。


さて二日目。
香りは変わらず甘さを醸し出します。
甘さが一番強いのも変わりませんが、酸味が増したように感じます。
甘酸っぱさ増量です。
あとは少々あった苦味も存在感が増しています。


今回のお酒は完全にラベル買い(裏は見ず)でした。
なのでてっきり辛口のお酒だと思っていました。
それが開封時に日本酒度-1を見てビックリ。
ここ暫く甘めのお酒が続いていたのでまた甘めかという感じです。
ただそれでも期せずして美味しいお酒でもありましたのでその点ではラッキーでしたね。
こちらの酒造の夏酒も飲んでみたいですね。
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