呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

純米吟醸 原酒 江戸開城

2021-09-23 | お酒
今回の一本は飲みたいけど中々手を出し難かった
純米吟醸 原酒 江戸開城です。





江戸開城は東京都の株式会社 若松 東京港醸造さんのお酒です。
http://tokyoportbrewery.wkmty.com/


開封
うーん?香りは大分薄いです。
僅かに感じるのは木片?っぽい香りに
酸味をまとった風。
とてもとても薄いので酸っぱいかも?と
考察する程度。
色も透明の酒器に注いでぎりぎり分かる
程度の薄い黄色です。

では頂きます。
第一印象はCooool!!
舌先だけ一瞬甘く、すぐに酸味が上あご方向に
抜けますが即退散。後味に結構な苦みが残りますが
全体的な感じはとてもキレの良い爽やかな味です。
悪くないどころか良い感じです。

東京のお酒は全体的に辛口が多いという話を見かけ
ましたが、今回のお酒も御多分に漏れず辛口です。

初日のおつまみは七味の効いたイカの一夜干し。
お酒と合わせると然程強くないお酒の甘味が引き立ちます。
もちろん本来は辛口のお酒なので甘さはほどほど。
とても良い塩梅です。


さて二日目
少し甘味が強くなったようにも感じますが誤差でしょう。
初日と変わらず酸味の抜けるキレの良い辛口です。

二日目のおつまみは最近登場の多いピリ辛もつ煮込み。
臭みを消すのはもちろんお酒の甘味が強くなります。
昨日のイカと同じ感じです。
この辺りの味の広がりは好みですね。
ガッツリ辛口で〆て欲しい人には甘さは不要かもしれません。



東京23区唯一の酒造であった北区の小山酒造は
惜しくも廃業となってしまいとても残念でした。
そこに今回の東京港醸造さんが華々しく登場です。

正直な話、23区唯一の日本酒酒造というインパクトだけを
狙ってきたのでは?とか思っておりました。
が、なかなかどうして美味しいお酒です。
比較するのは悪いですが小山酒造の丸眞正宗よりもクセが
無く万人受けしそうな味です。

懸念する点としては比較的高価な事。
四合瓶で2000円強します。
この価格帯だと強豪の獺祭や醸し人、村祐、新政等々
殆どが視野に入ってきてしまいます。
そうなるとここであえて江戸開城を選ぼうという気に
なるかというと難しいところ。

個人的には1500円程度で買えると嬉しいんですけどね。
ただ醸造場の立地が23区内であるという事を考えると
2000円↑は仕方ないどころかもう少し高くてもありかも
なんですよね。
下手に値下げして酒造が成り立たなくなったというのも
困ります。
なかなか難しい話ですね。

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