呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

梵 純米55

2020-05-10 | お酒
前回は東京でしたが今回はまた中部地方のお酒です。
もう1本残っていたような…。

今回の一本は梵 純米55





梵は福井県の合資会社 加藤吉平商店さんのお酒です。
http://www.born.co.jp/

開封
強くはないですが麹風の香りがあります。
今回は刺々しさはないですがどことなく甘さを
感じさせる雰囲気があります。
色はガラスの酒器では分かりにくい程度の黄色です。

では頂きます。
うわ甘酸っぱ…甘っというのが第一感です。
甘さ自体はそれほど強くはないようですが、口の中に
ねっとりと広がる感じがある分濃く感じます。
粘度が強いですね。

前回よりも今回の方が干しブドウっぽいかも。
表現が難しいですがしっかり醸された感のある甘味が
強いので新酒っぽくはないです。

甘く香る吟醸酒がフレッシュなフルーツだとすると今回の
お酒は干し柿とか干し芋とかの地味に重く甘い系の味ですね。

ただ後口はほんのりの苦みを残す程度ですっきり。
何回か上あごがーとか下あごでとか書いておりましたが、
今回のお酒は口の前の方だけでねっとり残る感じ。
飲み干してしまうとさらりと消えて気になるのど越しも無し。


さて二日目
酸味が増したように感じます。
初日がちょっと甘さが出過ぎた感がありましたのでいい塩梅に
なったともいえます。
後口に残る風味が苦みよりも酸味が勝っています。
また初日に結構強いかも?と思った粘度も二日目にはそうでも
ない程度に。
個人的にこのお酒は二日目の方が好きですね。


二日目のおつまみは最近またお気に入り化した海鮮丼。
…うーん。
生臭さは消すもののその後に甘さの主張が出るのは甘口の
お酒故に仕方ないですね。
適材適所。
甘いお酒は単体で飲もう。


今回も不思議なお酒でした。
こってりとしているのにキレが良いとでも言いましょうか。
甘いお酒は好きだけどしつこく残るお酒は嫌いという方に
お勧めかもしれません。
ただ飲み始めはサラリとはしていませんので、さらりと甘く
香るお酒のつもりで飲むと『む。む?』となります。

この梵というお酒、世界に輸出されてるんですね。
他のお酒も海外へと進出してくれると嬉しいかな。

ただ生酒は無理ですよね~。
生酒は日本に来た海外の旅行者に色々勧めたいですね。
ガチガチに火入れ、加水した物と比べるとやはり華やかさが
違いますし。
出来れば多種多様な日本酒を飲んでもらいたいものです。


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