呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

純米吟醸 豊盃

2020-09-22 | お酒
今週はちょっとずれての更新。
選んだお酒はこれまた銘柄は良く知っていたものの手を出す
タイミングがなかったお酒。純米吟醸 豊盃です。





なぜか『とよます』と読む愚かさ。(豊盃:ほうはい です)
ああ、『益』と『盃』を読み間違えていたようです。
似てるといえば似てますが違う字ですね。

豊盃は青森県の三浦酒造株式会社さんのお酒です。


開封
とても強いとまではいきませんがスッと鼻に入ってくる感じの
心地よい吟醸香があります。
香りだけだと結構甘そうな感じがしますね。
色は陶器の酒器に注いでぎりぎり黄色味がわかる程度。
ガラスの器に注ぐと透明にしか見えません。

では頂きます。
開封時に感じた吟醸香が鼻に抜けます。
で、甘いかと思いきや甘くない。
そこそこ印象的な酸味が一瞬広がった後に苦みというよりは
辛味がじわーっと出てきます。
香りだけならば甘口にみえるのですが口に含んだ味の感想は
しっかりとした辛口です。

辛口ではありますが苦手な苦み主体ではなく、またサラリとして
引き際も良いのでとても良い感じ。
変に刺々しくないのはひやおろしだからでしょうか?
香りが良い辛口というのも遭遇したい日本酒でしたので今回の
豊盃は当たりです。
欲を言えばこういう味であればもう少し取っておいたんですけどね。

初日のおつまみは何を間違えたか暴君ハ〇ネロ
ちなみに辛い物は得意ではありません。
何で買った…。
お酒を挟むことで一瞬辛さが緩和されますがすぐに戻ります。
食事に合いそうなお酒でも今回はつまみが悪いです。
本当にすまなかった。


さて二日目
苦みが少し強くなった感がありますが然程気にならず。
どちらかというと酸味の方が大きく競り出てきていますので
昨日は大人しかったお酒に少しトゲが出てきた感じです。
ただ全体的な完成度は変わらずなので美味しいお酒です。

二日目のおつまみは辛口を考慮してサバの塩焼き。
美味しいのですが今の時期ならばサンマが食べたかったですね。
2020年は大不漁との事で断念。来年は食べられると良いな。
サバとお酒を合わせると強く感じていた酸味がスッと退きます。
そして魚の旨味を出すかのように裏方へ。
料理を立てるお酒ですね。
ただ裏方に徹するのかというと後口にほんのりとした香りを残す
あざとい感じも見せてくれます。これはこれでありです。


とりあえず初日の味は大分好感触。
ただ毎度の二日目に出てくる苦みがどう出るか。
で、二日目も大きく変わらず無難に収まりました。

辛口で変な癖がないので食事に合いそうです。
また単体で飲んでもいい感じ。
2020年の中秋の名月は10月1日なんですね。お月見をしながら
飲むのにはもってこいなお酒な感じがします。

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