ナオスミンの雑記

2009年9月14日より、四年半使用し続けた、グリチルリチン酸配合のATPリピットゲルを中止。リバウンド体験中。

子供の人権

2010年03月15日 18時12分32秒 | 言いたいこと

日本も、戦後60年も過ぎたのに、日本人の意識はまだまだ昔のままなのでしょうか。
特に、今の高齢者の価値観には、驚かされます。

特に田舎のほうの高齢者にとって、一番大事なものは、自分の家と土地であり、家を継いでもらうのが、何より大切なことであり、子どもというのはそのために存在すると思っております。
子供に未来の選択の自由はないのです。
特に、後継ぎである、長男、長女には。

さらに、子どもは親の面倒をみるために産むものだと思っております。
子供の未来の可能性など、どうでもよく、一番大事なことは、親の面倒を見てくれることなのです。

確かに、年老いた親の面倒を子供が見るのは当然だし、それが親に対する恩返しでしょう。
しかし、親が、子供にも人生を選択する自由を与えてくれたならの話です。
子供をずっと親が束縛し、選択の自由を与えないのなら、どうして子どもは親に恩返ししたいと思うでしょうか。
人生の自由を奪った親に対して、反発し、恨むだけではないでしょうか。

女の子に対しては、特にひどい扱い方です。
嫁に「もらう」とか、嫁に「やる」とか、まるで品物のような言い方をします。
そして実際に、どんなにひどく嫁いびりをしても、年老いたら面倒を見てもらえると、当然のように思っているのです。

もし、不運にも女の子しか生まれず、長女が後を継がなければならなくなった場合、それでも長女が親の反対を押し切って、嫁に行ってしまった場合、親も親戚も、その長女を恨み、責めます。
二女、三女等は責められません。
お年寄りは、二女、三女は嫁に行くのが正しいと思っているからです。
嫁に行った長女が間違っていると、古い価値観で長女だけを責め、恨みの対象とします。

長女は一番先に生まれたというその理由だけで、将来の自由を奪われ、親に逆らえば、親、親戚一同から恨まれるのです。

でも、今のお年寄りは、親の決めた人と好きでなくても結婚しなければならなかったので、昔は子供の人権は今よりもっと低かったのです。

「家」とか、「結婚制度」とかがなかったら、どんなに子どもたちは自由だろうと、思ってしまいます。


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