トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

ショベルカーIC代用

2007-11-17 13:33:30 | おもちゃ病院

Img_3169_rr_2Img_3167_rrImg_3168_rr_2     先日の、おもちゃ病院で入院したが、音声ICの不良で修理不能ということで、依頼主に連絡してみた。ついでに、どんな音でも良ければ交換可能だと話したら、もらい物なので、かまわないという返事があり、交換にチャレンジした。音色ボタン3個なので、手持ちの秋月製3色オルゴール320円で、余ったICのみ使って、ユニバーサル基板で作ってみた。元のスイッチ部分はパターンを導電ゴムで押すタイプなので、これは基板の裏にタクトスイットを付けることにし、ストロークの合わない分は座金2枚を挟んだ。ショベル上下でもLEDを点ける様になっているので、ダイオードORとトランジスタのINV回路を追加し、ICのLED出力とパラに接続してみた。元々付いていたスピーカーからは大きな音色が出て、クレーンやLED(元々付いていた赤Φ3LEDは暗かったので、ついでに、明るいΦ5LEDに交換)の動作もOKで、よみがえった!

Img_3226_r あと、モーターの端子間に電解コンデンサ220μF/16Vが取り付けられていたが、このモーターはショベル上下レバーで正負逆転する、従って、レバーを後ろに引いた場合には電解コンに逆電圧がかかる。連続して動作することは無く、電圧も低いのでパンクしなくて済んだのだろう。外してしまうと、モーターからのノイズで音声発生ICがリセットしてしまうので、一般的な0.1μF/50Vのセラコンを入れた。設計レベルが疑われる。

あと、ショベル駆動用モーター+-と電池間にそれぞれ2Ωをシリーズに入れている意図が判らない。このせいでちょっとした電池の内部抵抗増加で動作が鈍くなるみたいです。・・・間違いです。タマさんのコメントで判りました。

そうですね、考えて見るとマイクロインダクタも同じ形状でしたね。初めて経験したもので、てっきり抵抗と思い込んでしまいました。ノイズ防止用ですね。でも、音楽が鳴っているときクレーンを作動させると0.1μFにしたせいか演奏が遅くなるか止まって(特に逆転)しまいます。時間を掛ければ対処方法は見つかると思いますが、今回は依頼者に了承してもらうことにします。

コメント (3)
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