トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

電力線搬送(PLC)の思い出

2007-11-01 13:14:26 | パソコン

Img_01 先週のパソコン相談室では、ホームページを見るのにLANケーブルを引いたのですが、HUBが20m位通路をはさんで離れており、毎回引っ張ってガムテープで仮固定するのも大変なので、新たな配線工事が不要(今の電灯線をそのまま利用する)で無線LANより早くセキュリティも確保出来るという触れ込みのPLCアダプタを購入して実験することにした。I-O DATA PLCアダプタ
PLC通信とは、以前の会社で色々と関わってきました(今般のアダプタとは全然方式が異なるが)。まずは、電力会社の発電所や変電所間の高圧電力線を使用したアナログ多重(1~6CH)搬送装置(SSB方式で450kHz以下の周波数)で、織田裕二が主演した映画「ホワイトアウト」でも、ほんのちょっと登場して活躍しました。テロ等で通信回線が破壊されたとき、最後に残された通信手段になるのでは無いでしょうか。もう一つはホームセキュリティで、センサー信号等を電灯線で親機と通信するというもので、現在と違って搬送波の使用帯域も狭く、電子レンジ・インバーター式蛍光灯等、高周波の発生する機器の影響が大きかったので、家電品を購入して実際にその環境を作り、苦労して実験していたプロジェクトを思い出しました。
今のPLCアダプタも、そういった影響が皆無では無い様で、場合によっては電化製品側にノイズフィルタを付ける等の対策が必要みたいです。まあ、実験が楽しみです。

情報によると、訴訟も起こされている様ですが(アマチュア無線に影響がある)

コメント
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