沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩488 検証 40 分断という軋轢

2013年10月31日 11時10分48秒 | 政治論

 自民県連も驚いた名護市前市長島袋氏の立候補表明は、右顧左眄する現職県議末松候補に対する不満から出たものだとしても、米軍基地を巡る琉球の多様な反応母胎をみせつけるばかりで、どうやら真相は、こうしたところにも中央政府やら本土並み思考法やらが見誤っている、複層構造の琉球戦後史の断面をまざまざと見る思いだ。当然、一枚岩でない容認派の現実もあり、住民の中に降り続ける「分断化」の霧雨や、この国が抱える不健全な政治環境から齎される琉球的戸惑い、不信感、あるいは絶望感が燻って、まことに情けないほどに愚かしい境遇に、県民が貶められているということだ。(つづく)



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