沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩533 認知症

2014年06月11日 16時30分02秒 | 政治論

 認知症老人の物とられ妄想は次の段階へ移る。即ち、言い争いと怒号の騒擾から静かに成り行きを見守る立ち位置へ。この脳髄の驚異的な異変はどこから来たか、病理学的には海馬の委縮傾向ということだが、素人目で見ると、当人の生い立ちや性格が多分に影響しているのではないかと思われる。つまり幼時体験、青年期のいじめ被害、成人後の衝撃的体験などから培った経験則からの類推傾向。類推から確信に至る精神の傾斜は、ひとつには記憶の曖昧さを自認できない性格的弱さが論理的類推を一挙に飛び越えて飛躍的結論へ帰着した結果である。

 こうした老人病を目前にすると、現今安倍内閣の気違いじみた軍国主義が一種の認知症の為せる業と見えてくるのは錯覚だろうか。(つづく)

 

 


詩532 安倍晋三というファシスト

2014年06月11日 10時01分57秒 | 政治論

 既に政治的流動性という空間に投げ出された琉球沖縄の状況は、反動勢力には追い風、加速力アップ、なし崩し可能環境の準備、整備、強化へと強硬策が功を奏する流れを作り出してきている。九条の会3氏(大江健三郎氏、奥平康弘氏、澤地久枝氏)が2000人以上の参加者を前に安倍晋三首相批判を行った。大江氏はその中で安倍晋三を「自分の言ったことが市民や専門家に受け入れられなくとも平気な人だ」と喝破した。簡単に言えばかつてヒトラーが「我が闘争」に披瀝した世界観、戦争観、人種観に基づきその通りに実行して止まなかったあの独裁政治を模倣するかのような安倍晋三ファシズムがまかり通っている、ということである。

 この流れが如実に表れているのが琉球沖縄におけるこの国と米国が実践している対中、対北防共最前線軍拡行為としての辺野古移設強硬路線と離島への自衛隊配備増強である。勿論辺境防備という名の国家主義的住民無視の軍事行為であり、公有水面埋め立て許可に関し県知事を再三再四密談体制で籠絡した結果の、あの県民に対する重大な背信行為であった。少なくともそれは民意への裏切りと取られたのにも関わらず知事はどこまでも自分が正しいと言い続けた。それができたのは(明らかに民意を損ねた事実は動かせないのに)安倍晋三というファシストがその我流のヘボ国家主義を恥じることなくヒトラー並に自殺行為を準備する滅びの美学?に呑み込まれたからにほかなるまい。