犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】偶然の一致か、日本神話とギリシャ神話

2024年05月28日 | 日々是好日なり
日本神話の「イザナギとイザナミ」は。
---イザナミが火の神を産んだことが原因で焼け死んだが、イザナギは愛しい妻を連れ戻そうと冥界(黄泉の国)に降るが、イザナギの姿を決して見るなという約束を破って腐敗したイザナギの姿を見てしまったため、驚いたイザナギは冥界から逃げ帰ってきた。

一方、ギリシャ神話の「オルフェウスとエウリュディケ」は。※
---オルフェウスの妻エウリュディケは、蛇にかまれて死んだが,オルフェウスは冥界にくだって音楽で冥府の神々の心を動かし,彼女を従えて地上に帰ろうとするが,約束を破って後ろを振り返ったため,再び彼女は冥界に引き戻された。

いずれも冥界に降って妻を連れ戻そうとするが失敗するという話である。
二つの説があるという。
①偶然の一致で人間の考えることは同じという、並行して発展したという説
②ギリシャの物語が歴史のいずれかの時点で日本に伝えられ、日本の人々が脚色、伝播したという説
当方の感想は、
古代、中東で離散したディアスポラという人たちが当地にたどり着いて伝えたのではないか。

もう一つの共通点、「見るなのタブー」。※2
多くの神話でみられるが、民話でも、鶴の恩返し、浦島太郎など、謡曲では、「黒塚」。

※オルフェウス:ギリシャ神話で、詩人・音楽家で 竪琴 たてごと の名手。
 エウリュディケ:ギリシア神話に登場する森の木のニュンペー(新婦)。
※2(ウィキペディアより)「見るなのタブー」は、世界各地の神話や民話に見られるモチーフのひとつ。何かをしているところを「見てはいけない」と禁止が課せられていたにも拘らず、それを破ってしまったために悲劇的な結果が訪れる、あるいは、決して見てはいけないと言われた物を見てしまったために恐ろしい目に遭う、というパターンをもち、見るなの禁止ともいう。

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