侍は殿様から所領の一部を知行地として与えられる「地方知行(じかたちぎょう)」が、江戸時代に入り、蔵米が俸禄として支給される「蔵米知行」に移行していった。
公務員給与みたいなものか。
毎年、人事院が給与勧告をするが、
幕府も毎年、俸禄の米の公定価格(「幕府張紙値段」)を公表した。
俸禄の米を現金化するときの値段。
変動はあるが、江戸期を通じて、おおよそ
「一石=一両」
だった。
一両の価値が下がらなければ良いが、江戸期が下るにつれて一両の価値も下がっていった。
小判一両の含有金量に反映されている。
慶長小判 元禄小判 元文小判 安政小判
目方 18g 18g 13g 9g
含有金目方 15.2g(4匁) 10.0g(2.6匁) 8.5g 5.1g
侍の給与は、「俸禄の米」と「役料(役職の手当)」であるが、役料の少ない侍(下級武士)は、「俸禄の米」の価値が一両の価値の低下とともに家計が窮迫することになった。
公務員給与みたいなものか。
毎年、人事院が給与勧告をするが、
幕府も毎年、俸禄の米の公定価格(「幕府張紙値段」)を公表した。
俸禄の米を現金化するときの値段。
変動はあるが、江戸期を通じて、おおよそ
「一石=一両」
だった。
一両の価値が下がらなければ良いが、江戸期が下るにつれて一両の価値も下がっていった。
小判一両の含有金量に反映されている。
慶長小判 元禄小判 元文小判 安政小判
目方 18g 18g 13g 9g
含有金目方 15.2g(4匁) 10.0g(2.6匁) 8.5g 5.1g
侍の給与は、「俸禄の米」と「役料(役職の手当)」であるが、役料の少ない侍(下級武士)は、「俸禄の米」の価値が一両の価値の低下とともに家計が窮迫することになった。