犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】江戸期に人気の甘酒は一碗いくら?

2023年01月23日 | 日々是好日なり
 冬は温かい「甘酒」が美味しい。
 近くの麹屋さんで新鮮な生麹(なまこうじ)が手に入るので相棒が「甘酒」を作ってくれる。
 一合の米をお粥にして60度ほどに冷ましたところに生麹500gほど入れる。40度くらいになった状態で毛布などで保温して8時間ほどで出来上がり。
 お椀に10杯ほどできる。
 材料代は、米一合(60円)、生麹500g(500円)で合計560円
 1杯は56円なり。
 江戸期に人気だった甘酒はいくらだったか。

 江戸期の文書によれば、
 京都・大阪では、一碗六文、江戸では一碗八文とある。
 江戸後期(1800年頃)なので、
 一文=25円とすれば、
 京都・大阪では一碗150円、江戸では一碗200円となる。

 『30歳の頃(1767年)までは寒い冬の夜のみ売り巡っていた。しかし、今は暑中往来を売り、夜に売っているものは少ない。浅草本願寺前の甘酒店は古く四季を通して売っている。四季通して外で売っている所は江戸中で45軒ある。』(小川顕道(1737~1816年)が記した塵塚談(1814年)による)
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