犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】扶持30俵(10石)の武士の所得はいくら?

2023年01月05日 | 日々是好日なり
 俸禄の米を現金化するときの価格は幕府が公定していた。※
 江戸末期を除き、江戸期を通じて
 1石あたり、0.61~1.31両の範囲にあり、おおよそ1両である。
 1両の現在価値は、江戸初期(1630頃寛永)24万、江戸中期(1700頃元禄)20万、江戸後期(1800頃寛政)16万円ほどである。
 10両は、それぞれ240万、200万、160万円に相当する。
 江戸期が下るほど、武士の家計が窮迫したことだろう。

※「幕府張紙値段」 
旗本・御家人が俸禄の米を現金化するときの幕府公定価格。 
毎年春夏冬の3回発表されるが、その平均値。 100俵(35石)あたりの値段を1石あたりに換算。
(出典:江戸時代値段史 https://coin-walk.site/J078.htm)
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