里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

鼠と競争で落花生掘り

2018-10-21 14:23:10 | 
 今週も落花生掘り継続です。電気柵のお陰でハクビシンや狸、マミなんかの獣に掘られるのが少なくなって 抜く株に結構莢が着いてます。株は枝を伸ばしていて隣の株と絡んでしまって 抜くのに力が要ります。

 株の中に 着いている筈の莢が少なく、食い散らかされた殻が残っている株が有ります。獣の食い方とは明らかに違い穿り返された痕も少なく、おちょぼ口で齧った喰いカスです。株の周りに 3㎝位の穴が通っていて、今まではモグラの穴かと思っていました。
 株を抜くのにシャベルを入れた時 成っている深さより明らかに深い所から大きな莢が出て来ました。莢に付いている筈の枝からの柄もありません。おかしいので 周りを掘って確かめました。株の近くの鼠の穴を探って行くと 穴の壁と思われる辺りに 有りました。大きな立派な莢が3つ、近くを探ったら他からも同じように立派な莢がいくつも出て来ました。

 それからは 穴が穿かれている株の周りは注意して探りました。篭の中ののは 殆ど鼠が隠していたのを取り返したものです。鼠が選んで運んだだけ有って 立派な莢です。これからは鼠に捥ぎ手になってもらいたい位に 揃った良い落花生です。

 抜いた株は根を上にして 暫く乾かします。茹でて食べる時は あんまり乾かさない方が良いんで、泥が乾いて落ち、実の入りが悪い莢が萎んで判る様になるまでで取り込みます。 

 抜いている頭の上では カラスがこっちの遣る事を見てます。一寸目を離すと 下りて来て 良く実の入った莢を持って行きます。その内 業を煮やして 大声でカーカーと早く退けと催促です。
 カラスに盗られては堪らないんで ネットを掛けて置きました。

 蚕豆も蒔く時期になって来たんで、その場所を予定していた薩摩芋を退かし始めました。あんまり育ちは良くなかったのが幸いで 丁度良い位の芋になりました。北国の兄は作っていないと言っていたんで、暫く転がして置いて甘くなってから送る積りです。

 日に当てて甘くなるのを期待して転がして置くんですが せっかくなんで 落花生のネットの抑えに使います。ネットの裾に重し代わりにのせて置きました。捨てたわけではありません。

 秋の味 食用菊が咲いてます。兄の家から送って貰って2年目の紫の菊です。
 今年の花は小さいし傷みが早い、と家の者にクレームを食らいました。台風で潮風に揉まれた所為の様です。ちゃんと植え替えて 肥料もしっかり遣ったんだけど。それでも一番花を摘んで秋の味を堪能冷ました。

 Nさんは早くも蚕豆を蒔いてます。豌豆が芽を出して育って来たなんてY婆さんが言っていたっけ。こっちは未だ植える場所が 出来ていないで 草だらけ、夏野菜の残骸が片付いていない状態です。
 これから頑張って 蚕豆の畑、豌豆豆と玉葱の畝を作ります。間に合うかどうか 綱渡りです、植えるのが遅れると 採れるようになるまで育ってくれないんです。

 モズの甲高いキ-キ-声が良く通る様になりました。鶯が傍の藪でチャッチャッと笹鳴き、メジロやエナガ、ガラの仲間が群れて回ってきます。秋が深まって、いろいろ気が急きます。
コメント (2)
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