malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

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雪遊び・・・結果として

2015-02-02 17:28:10 | 雪山
昨日、7歳児を連れて雪山に行ってきました。

目的地は小海線の野辺山駅近くの飯盛山。



この日は朝から快晴、山梨県に入ると高速から見える高峰は雪煙が上がっていました。

富士山も頂上から上がる雪煙は良く見るのですが、昨日は稜線からも上がっていて、まるで富士山全体が産毛をまとっているようでしたよ。

北岳から始まる南アも、甲斐駒も、八ヶ岳の赤岳も雪煙と、そこから発生する雲がどんどん流れていました。


141号線の清里側から飯盛山の林道に続く道があるので、そちら側から入って行ったのですが、200mほど行ったところで轍がある膝くらいの雪で車がスタックしてしまい、ナントカ掘り出してバックで戻ることにしました。

慎重に戻り始めて残り50mで141号線に出るところにある小海線の線路手前で一旦止まり、「せーーの!」と乗り入れたところで再びスタック。

先ほどと同じ要領で前進ギアを入れたまま後ろから二人して渾身の力で押したのですが、坂でもあるせいか動きません。

7歳児は遊びの天才、どんな状況かは気にしません。周りにあるのは雪、ゆき、雪、、、楽しくて楽しくて・・・



すぐに相方に「緊急停止ボタン」を押すように指示するも、この踏切にはそのボタンがありません。

車の脇で遊ぶ7歳児に車から離れるように大声で叫び、相方が7歳児を引っ張るように141号線に救援を頼みに走ります。

その間も、あらゆる手段で移動を試みるのですがダメ。

ほどなく、相方の緊急合図で止まってくれた3台の人たちが応援に駆け付けてくれ、車を国道まで引っ張り上げることができました。



丁寧にお礼を申し上げ、アタシ達は諦めずに今度は野辺山駅側から平山峠の駐車場に向かいます。

こちらが言わばメインの道路となるので、雪は圧雪されて林道に入る獅子岩まで何の問題もなく行くことができました。

そこには2台の車が止まっていたのですが、轍はその上の駐車場に向かってしっかり伸びてはいましたが、先ほどの事もありそこに車を止めて準備に入りました。

と、相方が上まで行けるんじゃないと言うのです。

確かに、ここに車を止めてから4、5台の車が上に登って行き、一台も戻ってこないと言うことはみんな行けたと言うことです。

そこで、「んじゃあ行くべ、、、」と言うことになって、駐車場に向かうことに。

アタシ達の直前にはクラウンが登り始めていました。

先ほどの事もあって慎重に行くのですが、何の問題もなく進みます。

ところが、このクラウン、登っている途中で2度も止まったのです、最初の時は「坂道で止まるな!」と車の中で叫んだせいか、クラウンは動き始めました。

そして、運命の2度目、、クラウンは動きません。

「押しましょうか?」と声をかけたのですが、チェーンを巻きます、時間が掛かりますけど、と言うことだったけど、この日のアタシは「いいえ、構いませんごゆっくり、、」と言うことで

自分たちもチェーンを巻くことにしました。

1台が下から上がってきたのですが、この状況を見て「戻ります」と下がってゆきます。

アタシ達が作業を終わってもクラウンは作業中、そのころ7歳児は雪の上で大はしゃぎです。

「下に停めようか」ってことになり、相方と7歳児を残してアタシは車を下の獅子岩の辺りまで降ろして止め、再度歩いて登りはじめます。



途中で遭った相方と7歳児は



雪の斜面をそりでご覧のとおり

7歳児は夢中になって



遊びたい相方は7歳児を膝に乗せ



滑りはじめますが



段々バランスを崩し始め



おっとっと・・・・・



で、ステーーンと、、、

だから、言わんこっちゃない、調子乗ってやってもリズム感無いんだから・・・

ほら、坂道だから



ズルズル転がるっしょ

で、



起き上がれないでしょ、坂道なんだから・・・

ねっ



笑ってる場合っすかぁ・・・7歳児は大喜びだけど。。。。。




こんな遊びを散々やって、かれこれ一時間、忘れていたクラウンが上からバックで下がってきた。

一瞬アタシは「はぁ~?!?!」って感じで眺めていると、そのクラウンと相対する形で3台の車が・・・

その先頭は、クラウンとアタシ達の車が坂道を上がってゆくとき、バックで戻って道を譲ってくれた親切な親子だった。

この親子、クラウンが止まった時もスコップを持って真っ先に駆け付けてくれた。

アタシ「結局、ダメだったんですか~?」

親子「そうなんです、諦めて戻るみたい、、、」

A「ご苦労様です。あそこのカーブ難しいんですけど、あそこを抜ければ後は大丈夫なので」

と言ってる傍からクラウンが止まってしまった。

早速駆けつけて「押しますよ!」とアタシ。

運転手君の若者、ふてくされた感じで車から降りるとチェーンを付けるときに手に付けていた肘までの手袋を嵌めて雪かきを始めた。

そのころ、3台の車からそれぞれ人が下りてきて、押した方が早いから押しますよ、と声がかかりふてくされ君は運転席に。

男3人で、せえーの、と押すと車が動き、ほどなく轍に乗った。

此処さえ抜ければ、あとは問題ないはず。

問題なのは、この時気付いたのだが、クラウンの助手席には若い女性が乗っていたのだ。

最初に止まった時も、この時もこの女性車から出てこなかった。

そういえば、このふてくされ君もスニーカーだったからこの女性も雪道を歩く格好なんかじゃなかったのだろう。

無防備な行動が人に迷惑をかけることをこの連中理解しただろうか?

自分の見込み違いからふてくされたんだろうが、ふてくされる場合ではなく自分を恥じることなのに。。。。。



で、結局アタシ達の飯盛山は林道の雪そり遊びで幕となった訳であります。


思わぬ運動で腹もペコペコ、予定していた鶏料理の農場へ

  

アタシはチキンカツと



餃子と



手羽

相方は

  

南蛮焼に卵ナンチャラ掛け

7歳児はこれらのつまみ食い。

この時点の7歳児は食べることよりも雪遊びができなくなったことが悔しくてそのことが頭から離れず食べるどころではなかったのです。


なんとか騙しだまし風呂に入り、アイスクリームを食べて機嫌を直してもらい、東京に着くころ「お腹が空いた」と7歳児。

腹いっぱいのアタシ達ですが、ここは付き合うしかない。

そこでまた、トランプゲームでひと遊びして大興奮で戻って行ったそうです。

その道すがら、「また雪遊びしようね!」と念を押されたことは言うまでもありません。

今週木曜はまた雪模様、腰が痛いんだけどなぁ・・・・・