◇ゴーヤの葉を透かした陽の光
この暑さでもゴーヤはすこぶる元気だ。もっとも朝か夕べはたっぷりと水を遣
っている。
西日のさす窓辺に植えた(プランター)は4本だけだが、立派な葉を繁らせて
ニガウリもすでに2~30本はとれたか。
葉を透かして差す陽光は実に美しい。風にそよぐ葉群は光のゆらぎをつくり、
絵心を誘う。
光を反射した緑と、葉を通して眼に映る緑は違いがある。
鮮やかさが際立つが、その鮮やかな緑を出すのがなかなかうまくいかない。
葉と葉が重なり合ったところは緑が濃くて、葉と葉の距離で微妙な色合いが
生まれる。
葉っぱも寿命があるようで、茶色くなって枯れてしまうのもある。
時折思いついたように花が咲く。
気がつとそれが雌花でいつの間にか小指大に成長していて驚く。少し放って
おくとオレンジ色になって終いには割れてしまう。こうなると種は赤くなって、
これも食べるのだそうだ。
そんな訳である日思い切って描き始めたが、丁寧な観察と大胆な省略もやり
ようがなく平板な絵になってしまった。風にそよぐ光の揺らめきがうまく表現で
きない。
左のゴーヤが胡瓜に見えなければよいが。
来年また挑戦しよう。
クレスター F8
(以上この項終わり)