読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

高尾の花見

2009年04月07日 | 里歩き
武蔵御陵参拝と南淺川の花見
  障害施者施設支援グループの恒例の花見。今回我輩が「武蔵御陵参拝・南淺川
 の花見」を企画。 好天に恵まれ好評裡に終わった。
  昨年も小生の幹事役で「清水公園でバーベキュー花見」であった。この日も好天・微
 風で楽しい一日を過ごした。

  今回の選択はかつて「甲州道中」を歩いた際、丁度桜の時期で、南淺川の土手
 の桜が余りに見事で感動したので、ぜひクラブのメンバーに見てもらいたかった
 のと、宮内庁「武蔵陵」で、昭和天皇・大正天皇の御陵を参拝するという歴史探訪
 を一挙に実現できるからである。

  高尾駅を降りると、ものの50m位で甲州街道。そこから橋を渡り、「多摩森林
 科学園」は左へ、武蔵御陵は右に曲がる。御陵の脇をぐるりと回って入り口まで
 歩くことおよそ20分。ずうずうしくも陵墓管区事務所に、買ったお弁当やビールな
 どを預かってもらって、先ずは御手洗で口を漱ぎ手清め、御陵内の小砂利の道
 を「武蔵野陵(昭和天皇陵)」へ。傍らには「武蔵野東陵(香淳皇后陵)」がある。

  月曜日とあってか思ったほど参拝客はいない。陵墓形式は上部3段下部3段の
 「上円下方墳」。歴代天皇の墳墓は円丘墳と前方後円墳が圧倒的に多く、この
 形式は少ないとのこと。
  300mほど離れたところに大正天皇の御陵「多摩陵」と貞明皇后の御陵「多摩
 東陵」がある。昭和天皇の墳墓の規模は高さ10.5m、円形の直径15m、下
 部の一辺は25m、全体の広さ2,500㎡で、大正天皇陵とほぼ同じとあるが、
 見た目は昭和天皇陵が幾分小さい。父帝を越える墓はさすがに作れまい。
  エジプトの歴代王の墓ピラミッドなどに比べると、日本の帝の墳墓は質素なもの
 である。しかし、常に自然とともにあるという、日本人固有の文化に立脚した墳
 墓形式は世界に誇ってよいだろう。

  さて、参拝を終えて、見事なケヤキ並木を歩いて、都立陵南公園の一角を横
 切る。南淺川橋の近くの川畔にシートを敷いて「花見の宴」。
  桜はほぼ満開であったが、花見客はそう多くはない。土・日はさぞ大変だった
 だろう。

   (画像の上でクリックすると大きな画像で見ることが出来ます。)

                   
     高尾駅前のしだれ桜      武蔵御陵           武蔵野陵

          
      武蔵野陵          香淳天皇陵           陵墓の桜

          
       多摩陵          貞明皇后陵


       
       南淺川畔            南淺川

   

  

 

  
   
 
  

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする