読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

新・魅惑のトルコ周遊(その4)

2008年05月09日 | 海外旅行

 ◇メヴブラーナ博物館・インジェ・ミナーレ博物館(コンヤ)
  セルジュクトルコ時代首都であったコンヤは今なお古きトルコの姿を随処に残す。
  旋舞教団として知られたメヴラーナ教団はイスラム教神秘主義の一宗派。創始
  者メヴラーナの廟のほかかつての僧院、修行所もある。トルコ共和国になって神
  学校は廃止されたため、博物館となった。
 
 
   
 トルコブルーが美しい博物館(13C)        礼拝前にはここで身を清める  重要な観光ポイント

  13世紀に建造されたセルジュク建築物の代表作とされるインジェ・ミナーレ(細い塔)
  は落雷で1/3の高さになってしまった。正面のアラビア文字・幾何学文様の浮き
  彫りが見事である。現在はイスラム関係の彫刻(木彫・石彫)の博物館。

     


 ◇世界遺産ヒエラポリスとパムッカレ
  世界遺産ヒエラポリスは、紀元前190年ベルガモン王によって作られた。その
名の
  とおり聖なる都市と呼ばれた。ベルガモンは結局セルジュク朝に滅ぼされた。
  温泉・石灰棚のパムッカレはトルコ語で「綿の城」。
  二つは隣り合っている。
  パムッカレの真っ白な石灰棚は、ヒエラポリスから石灰分を含んだ温泉が流れ、長
  い時を経て結晶し台地全体を覆ったもの。最近開発ラッシュで泉源が枯渇し、
  湯も濁ってきたことから、石灰棚への出入りが禁止されたりしたが、観光収入
  に響きまた入れるようになった。石灰棚の白と青い湯のコントラストがいい。裸足
  で足湯を楽しめる。
  宿泊したホテルは階段状の温泉風呂、温泉プール、普通のプールがあってリゾート
  気分になれた。

 
   
   ヒエラポリス野外劇場跡   ヒエラポリス・パシリカ    パムッカレ温泉         石灰棚
    
         石灰棚                                    ヒエラポリス城壁

 ◇世界遺産候補エフェス・聖母マリアの家
  ヘレニズム時代、ローマ時代と栄えてきたエーゲ海の港町エフェス(ギリシャ語でエフェソス)
  は今尚遺跡が盛んに発掘されており、壮大な港湾都市の姿は半分くらいしか
  
姿を見せていない。現在の遺跡の多くは紀元1~4世紀ころのローマ時代のもの。

     
   ハドリアヌス神殿        トラヤヌスの泉     クレステ通り歩道のモザイク    ニケのレリーフ
      
     ケルスズ書館        大劇場         大理石通り      当時の公衆トイレ
    
    観光客でごったがえすポリオの泉  エーゲ海への道
 

   <聖母マリアの家>
    

  
(以下次項)
  
 
 

 

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