◇食事事情
トルコ料理はフランス料理、中華料理と並んで世界三大料理の一つ。
これは不明にして初めて知った。ガイドブックを見るといろんなバラエティに
とんだ料理があるらしいとは分かっていた。実際ツアーとなると食事はお
仕着せで自分で選ぶのは難しい。ホテルや昼食・夕食のレストランなど
で出た料理は、世界三大料理の一つということに今ひとつ納得が行か
なかった。確かにヨーロッパの料理にしてはそれなりにこまごま工夫はして
あるし、味付けは日本人に合うとは思うが・・・。
<野菜>
ドイツなどにくらべるとまだましだが、出ているのはきゅうりとトマトとキャベツそ
れに香草少々。
朝食その1 朝食その2 朝食その3
<スープ>
スープはニンジンや魚のスープなどまずまずであった。
ニンジンスープ レンズ豆のスープ 鶏のスープ 魚のスープ
<肉類>
牛肉のケバブはおいしかった。チョップシシという焼き鳥風も美味し
かった。
チョップ・シシ ドネル・ケバブ サチカズルマ
<魚>
地中海・黒海に囲まれている割に魚料理が少ない。出てきた鱒料理は
まず先ずであった。タラの揚げ物・タラの煮込みも骨まで一諸なので食
べにくいこと夥しかった。
タラ(揚げ物) キヤステ(タラの鍋) アラバルク・タワ(鱒料理)
<その他>
・ ドマテス・ドルマスなど詰め物料理は名物料理らしいが、冷えたせいかお
いしくなかった。詰め物に米も入っているがちょっと芯があったりして
まずかった。
・ よくご飯は付いた。オリーブ油で松の実などと一緒に炒めた塩味炒飯
といった感じでちょっと芯があるものもあったが概して美味しかった。
サーデ・ピラウという。
・ オリーブはいろんな種類がふんだんにあるので一杯食べた。
トマトやピーマン袋詰め ? Buffetの夕食 牛肉とさやインゲン
(ドマテス・ドルマス)
トルコのピザ1 トルコのピザ2
<飲み物>
トルコはイスラム優勢の社会のくせにアルコールにはおおらか。そもそも「Alcohol」の
語源はトルコにあるとのこと。
・ 有名な「Raki(ラク)」は「YENIRAKI」が定番。かつて官営だったが民営化にな
って数社が作っているという。独特のアニスのにおいが好き好きであるが、水
を加えると白く濁る。グラスにワンショットで7YTL(新トルコリラ)水も取ると9YTLで日
本円で800円近くになって結構高い。
・ ビールは食前酒に良く飲んだが、銘柄はEFES PilsenとTuborg いう銘柄しか
ない。大抵のホテル・レストランはEFESしか置いていない。
レストランでも生ビールなど置いていない。無いとなると無性に飲みたくなる。
・ ワインは赤も白もまずまずだったがこれまた銘柄は「KANKAYA」。
民営化されてもビールもワインも一朝一夕で良い製品が供給できるはずもない。
新しいメーカーも出にくいのだろう。
・ トルコといえば何といっても「トルココーヒー」。デミタスカップに甘く濃いコーヒーが出てくる。
普通のコーヒーのように豆を挽いてドリップで漉すわけではなく、粉をそのまま
淹れるので最後に澱が残る。当然これは飲まずに残す。
・ トルコのお茶は「チャイ」。日本の緑茶のように頻繁に飲むという。街角や店先
などで、男達が数人集まってテーブルを囲み、小さめのガラスカップに入った
「チャイ」の出前をとって駄弁っているのを良く見かけた。
・ 食事の祭に飲み物の注文をとるがアルコール以外ではチャイ、リンゴジュース、グレープ
ジュース、ザクロジュースなどがあった。
<機内食>
イスタンブール直行便のトルコ航空の機内食は、往復とも日本人にあわせ他献立
で概ね満足できる内容であった。
成田→イスタンブール イスタンブール→成田