読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

新・魅惑のトルコ周遊(その2)

2008年05月02日 | 海外旅行

食事事情
  トルコ料理はフランス料理、中華料理と並んで世界三大料理の一つ。
 これは不明にして初めて知った。ガイドブックを見るといろんなバラエティに
 とんだ料理があるらしいとは分かっていた。実際ツアーとなると食事はお
 仕着せで自分で選ぶのは難しい。ホテルや昼食・夕食のレストランなど
 で出た料理は、世界三大料理の一つということに今ひとつ納得が行か
 なかった。確かにヨーロッパの料理にしてはそれなりにこまごま工夫はして
 あるし、味付けは日本人に合うとは思うが・・・。
 <野菜>
 ドイツなどにくらべるとまだましだが、出ているのはきゅうりとトマトとキャベツそ
 れに香草少々。

     
        朝食その1       朝食その2         朝食その3
 
 <スープ>
 スープはニンジンや魚のスープなどまずまずであった。
   
        
         ニンジンスープ        レンズ豆のスープ      鶏のスープ         魚のスープ                
  
 <肉類>
 牛肉のケバブはおいしかった。チョップシシという焼き鳥風も美味し
 かった。

      
      チョップ・シシ         ドネル・ケバブ               サチカズルマ

 <魚>
 地中海・黒海に囲まれている割に魚料理が少ない。出てきた鱒料理は
 まず先ずであった。タラの揚げ物・タラの煮込みも骨まで一諸なので食
 べにくいこと夥しかった。

           
      タラ(揚げ物)       キヤステ(タラの鍋)    アラバルク・タワ(鱒料理)

 <その他>
 ・ ドマテス・ドルマスなど詰め物料理は名物料理らしいが、冷えたせいかお
  いしくなかった。詰め物に米も入っているがちょっと芯があったりして
  まずかった。
 ・ よくご飯は付いた。オリーブ油で松の実などと一緒に炒めた塩味炒飯
  といった感じでちょっと芯があるものもあったが概して美味しかった。
  サーデ・ピラウという。
 ・ オリーブはいろんな種類がふんだんにあるので一杯食べた。

      
   トマトやピーマン袋詰め     ?            Buffetの夕食     牛肉とさやインゲン
   (ドマテス・ドルマス) 

   
    トルコのピザ1         トルコのピザ2

 
<飲み物>
   トルコはイスラム優勢の社会のくせにアルコールにはおおらか。そもそも「Alcohol」の
  語源はトルコにあるとのこと。
 ・ 有名な「Raki(ラク)」は「YENIRAKI」が定番。かつて官営だったが民営化にな
  って数社が作っているという。独特のアニスのにおいが好き好きであるが、水
  を加えると白く濁る。グラスにワンショットで7YTL(新トルコリラ)水も取ると9YTLで日
  本円で800円近くになって結構高い。
 ・ ビールは食前酒に良く飲んだが、銘柄はEFES PilsenとTuborg いう銘柄しか
  ない。大抵のホテル・レストランはEFESしか置いていない。
  レストランでも生ビールなど置いていない。無いとなると無性に飲みたくなる。
 ・ ワインは赤も白もまずまずだったがこれまた銘柄は「KANKAYA」。
  民営化されてもビールもワインも一朝一夕で良い製品が供給できるはずもない。
  新しいメーカーも出にくいのだろう。
 ・ トルコといえば何といっても「トルココーヒー」。デミタスカップに甘く濃いコーヒーが出てくる。
  普通のコーヒーのように豆を挽いてドリップで漉すわけではなく、粉をそのまま
  淹れるので最後に澱が残る。当然これは飲まずに残す。
 ・ トルコのお茶は「チャイ」。日本の緑茶のように頻繁に飲むという。街角や店先
  などで、男達が数人集まってテーブルを囲み、小さめのガラスカップに入った
  「チャイ」の出前をとって駄弁っているのを良く見かけた。 
 ・ 食事の祭に飲み物の注文をとるがアルコール以外ではチャイ、リンゴジュース、グレープ
  ジュース、ザクロジュースなどがあった。

 <機内食>
  イスタンブール直行便のトルコ航空の機内食は、往復とも日本人にあわせ他献立
  で概ね満足できる内容であった。

    
   成田→イスタンブール     イスタンブール→成田
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新・魅惑のトルコ周遊

2008年05月02日 | 海外旅行

ハイシーズンのトルコ
 「ギュナイドュン」(おはよう)
 「メルハバ」(こんにちは)
 4月から6月という時期は、世界中どの地域でも一年中で一番いい季節なので
 はないだろうか。
 西欧と中東の接点に当たる国トルコも今が一番美しい季節。どこも花が咲き
 競っていました。日本ではあまりお目にかかれない花が沢山ありました。

    

 
   

        

        

    

 
   

人懐っこい子供たち
 「こんにちは」、「Can you speak English? 」、「What's your name? 」
 トルコの子供らは我々ツアー客に群がってきて覚えた日本語で挨拶したり
 習っている英語の練習をしようと一生懸命だ。物怖じしないしとても可愛い。
 ケータイで一緒に写真に入ってくれとせがむ。
  トルコ人は親日的と聞いていたが、ほんとに人懐っこい。もともと人種的に
 は新疆・ウイグル地域が発祥の地とかでモンゴル系の日本人とはウマが合う
 のかもしれない。
 いたるところに尖塔(ミナレット)を備えたモスクがあるなどイスラム教優勢のお国
 柄ではあるが、シーア派のような原理主義的なところが薄く、穏健らしい。

     

◇ トルコの風景点描

         
    トルコは意外と平地が多い。フランス、イタリア、スペインに似ている。確かに富士山を越える山も
    いくつかあるし山脈も東西に走っているが、概して広大な農地が見渡す限り広がっている。
    作物は小麦、綿、イチジク、オリーブ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ種を取るカボチャ、ヒマワリなどが栽培さ
    れている。もちろんトルコ絨毯の羊毛用羊、山羊も。


      
    世界遺産サフランブルの市場。巣鴨のおばさん原宿っぽい店が並んでいる。
    「のびるアイス」なるものがある。コーンに載せるが、意外とおいしい。日本語で口上など述べ
    ていて面白い。
    この日気温が26度もあって暑かった。昼下がりの商店と喫茶店。
    右はセルジュク・トルコ時代の首都・コンヤの市電。

     
    緊急時には滑走路になるという道路を走った。
    時折り道路を牛や羊が横断する。信号はないしあっても羊には関係ない。羊飼いも悠々。
    イスタンブールのアジア側地域。ガラタ塔の通りで5年前爆弾テロがあって多くの死者を出した。
    建物は新しくなったが傷痕は癒えない。建物には今もイスラエルの紋章があった。


     
   「オリエンド行の殺人」の作者アガサ・クリスティの定宿「ペラ・パラス」。トルコ共和国建国の父ムスタシャ
   ・ケマル・パシャもこのホテルを好んで宿泊した。
   オリエント急行終点駅「スィルケジ駅」。この駅内のレストランで夕食をとった。
   オリエンド行のアジア側の起点は「ハイダルパシャ駅」。金角湾はフェリーで渡った。
   アジア側のウシュクダラとヨーロッパ側の旧市街地との間に日本の大成建設とトルコとのJVで地下鉄
   工事が進められている。
   広場にはいくつもの花屋さんが連なっていた。これらはジプシーの経営という。
   小雨の中チャーターの船でボスボラス海峡を1時間半ほどクルージングした。

 (以下次号)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする