不動産屋おやじのつぶやき

私は、安心・安全そして親切をモットーに不動産屋を営業しています。日々の業務の中で感じたことを、皆さんに伝えます。

不動産所有者と高齢者

2019-10-04 17:41:13 | 日記

最近、高齢者の方の不動産に係わることが多くなってきました。

その中でも、高齢者の不動産売買は、特に注意が必要です。

犯罪収益移転防止法第6条、同法施行規則第10条第1項により、物件の売買等の取引に関しては、全て本人確認が義務付けられています。

しかし、高齢者の所有する物件の場合、本人が痴呆であったりして意思決定ができない場合は、親族が代理しても売買が成立しません。

家庭裁判所に後見人の申請をすればできますが、時間がかかります。

今後、日本は、超高齢者社会になっていきますが、こういった問題が多くなって、社会問題になっていくような気がします。