今日、本屋で、「週刊ダイヤモンド」の見出しを見て、おもわず本を買ってしまいました。
そのみだしは、「もめる相続」賢い「対策と節税」というものです。
記事の内容の中で、一番、気になったのが、相続税改正です。
法案の審議が出て何年も、大幅な改正がなされていません。
この件については、平成23年度税制改正大綱の中で、相続税は格差是正と富の再分配機能の回復を図る観点から、課税が強化される
方針が示されましたが、平成23年度はねじれ国会や震災の影響等により、税制改正大綱どおりに成立しませんでした。
平成24年度税制改正についても、引続き実施は見送られましたが、社会保障と税の一体改革案のなかで相続税の改正は盛り込まれて
おり、相続税は今後課税が強化(増税)される方向性であることは変わらないということです。
今後については、一体改革案が成立すれば、その中で、再度議論され、平成27年1月1日以後の相続から適用になる予定です。
主な改正案は次のとおりです。
◎基礎控除の縮小
現行の「5,000万円+1,000万円×法定相続人数」から「3,000万円+600万円×法定相続人数」に引き下げられます。
◎最高税率の引上げ
相続税の最高税率が50%から55%に引き上げられ、また、税率区分は現状の6段階から8段階に変更されます。
◎生命保険の非課税対象の縮小
生命保険金は「法定相続人×500万円」の非課税枠がありますが、今後、控除が認められるのは法定相続人のうち、未成年・障害者又は
相続開始直前に被相続人と生計を一の相続人に限られることになります。
これらの改正が、どのような影響を与えるかは、ケースバイケースですが、それぞれ検討する必要がありますね・・・・・。
政府は、税金は、「取れるところからは取る」といった考えは強くなるばかりです。
なんとなく社会主義的な発想ですね・・・・・・・・。