JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

仙台うたごえの店バラライカが3月2日までで、現店舗から移転

2014年01月09日 | Weblog

 睦沢町にも、お呼びした「仙台うたごえの店バラライカ」が今年3月2日までで、移転するご連絡がありました。
 震災から、復活して営業をされていましたが、35年間の現店舗は老朽化と大震災での安全性などが危惧されるとのことのようです。
 仙台駅から、1から2分の大変便利な場所にあっただけに、新たな店舗を決めるには大変そうです。
 文化のまち仙台での大きな役割を果たされてきた、バララカさんの、新たな出発に期待します。

中国・ベトナムの過度期社会の現状と日本社会発展の根本的違い

2014年01月09日 | Weblog

 昨日から明日の3日間、日本・ベトナム理論交流での不破哲三団長の報告が、「赤旗」に掲載されています。
 ここでは、近年急速に研究が進んだ日本共産党の社会主義理論研究の内容が報告されています。

実際の激しい干渉とのたたかいの中で 1月8日付けでは、日本共産党の社会主義論が、現実の運動やソ連・中国毛沢東派など、実際の激しい内政干渉とのたたかいから、発展・深められ、ソ連流理論と体制の全面的・批判的研究も深められる中で、進んできたことが話されています。

1月9日付けでは、
 
 人間の発達という側面からの社会主義
社会主義社会は「人間による人間の搾取のない社会。それから、社会のすべての構成員が自由で平等な社会」生産手段の社会化の側面と人間的な発達という2つの面から説明しています。

 資本主義から社会主義は一気にはすすまない。長期の過度期が存在する
 新しい人間関係を築く長期の努力が必要
マルクスは社会主義社会への向かうには、一世紀を超える過度期が存在すると推定しています。それは、生産手段の社会化といのは、物理的な形だけではなく、資本家に変わって国家の完了が命令し監督する体制を克服するのに、長期の時間がかかる。自由で平等な生産者の共同という新しい関係が築かれる努力が長期にわたるということだと思います。

 過度期・市場経済での、資本主義部門と社会主義部門の共存
 中国・ベトナムと決定的に違う、発達した日本経済からの社会主義への道

 中国やベトナムは、社会主義の方向を選択してから、市場経済を導入したが、日本の場合は高度に発達した市場経済の中に社会主義部門を作りだし発展させていくという過度期を経ていくという決定的違いが大きいという問題です。
 中国・ベトナムでは、経済的に発展するためには、その面で優れている資本主義生産部門を導入しなければならず、そうすると、搾取、利潤第一主義を認めながら乗り越えて行かなければならないという否定的な現象が広がることになってくるという課題が大きくなります。

 経済のグローバル化は、世界の国々が必然的に緊密になる一方、資本主義的市場経済ルールの中に吸収する傾向の2つが生まれている。
 TPPや原発など具体的な例は挙げていませんが、中国・ベトナムなどが、こうした根本的な問題意識を持つべきだと思います。
 
 若い世代が技術的にすぐれた資本主義部門を乗り越え、社会主義への過度期を発展させる重大な問題が存在する。

 社会主義をめざす・過度期の国だからこそ、反対党の存在と選挙による政権交代と多数者の共感の得られる特別な努力が必要。
 ここでは、レーニンが反対党の存在を認めるどころか、公の場での発言の機会を、特別招待という形で認め、発言させ、公の場で論戦するという、経験なども紹介しています。 議会を通じた革命ではなかった国だからこそ、民主主義の徹底が求められると思います。
 途中でベトナムの代表の発言があり、資本主義部門と社会主義部門の経済的な位置づけや、若い世代への継承など、問題意識を持っていると感じました。