JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

マルクスの祝辞、リンカーンの礼状

2013年06月10日 | Weblog

「綱領教室」(第3巻)志位和夫著で、安保条約の廃棄後「対等平等の立場にもとづく日米友好条約を結ぶ」という「反米ではなく、アメリカの民主主義の偉大な歴史に深い尊敬の念をもっている」説明しています。
 民主義の伝統の中で、マルクスとリンカーンの交流があったことを2011年アメリカで出版された「゛S゛で始まる言葉ーーアメリカの伝統としての社会主義小史」から説明しています。
 リンカーン再選にあたってのマルクスの祝辞とリンカーンからの礼状があったことは、知っていましたが、この本では、リンカーンがマルクスの論説の熱心な読者であったこと。マルクスの多くの知人、友人がリンカーンの側として南北戦争に従事したこと、リンカーンも南北戦争が奴隷解放だけでなく労働者解放の戦争だと語っていたことなど、当時のアメリカの民主主義への熱い思いがあったことを説明しています。