休み明け最初の当番は6件。件数はそこそこでしたが夜中に病院が決まらない事案がありましたので睡眠時間が削られてしまい寝不足気味です。
今日はタイトルにもあるように、『見てるだけ?』と思った事案です。
朝方の通勤時間帯の救急要請。場所は駅近くにある駐輪場からのもの。
若い女性が突然倒れて苦しそうにしていると言う内容でした。
直近の我が救急隊が出場、覚知から5分もかからないで到着できました。
傷病者に接触、駐輪場入口の歩道に倒れている状況。
呼吸が荒く早い状態。手足がつっぱっている状態が確認できましたのでおそらく過換気状態(過呼吸)であると思われました。
現場に到着して通報者と接触するなり、開口一番に
『私は何も触ってませんから!』
の一言。
たぶん動かしたりして、あとあと問題になるのが嫌だったのでしょう。
だけど歩道のど真ん中で倒れていて、通勤時間帯で歩行者も多いし、ましてや駐輪場の入り口なのだから自転車を停めにに来る人も多いはず。実際に活動中に何人もの人が傷病者をのぞきこんだり、我々救急隊の活動している横を通り過ぎたりしていました。
そんな状況でも苦しそうにしているのをただ見てるだけ。私にはそれが理解できない。正直なところ、なんであなたはただ見てるだけということができるの?と思ってしまった。
駐輪場の職員も1人だけじゃなかったのだから、何人かで協力して安全な場所に動かすことができなかったの?
駐輪場に停めに来る人も声をかけることぐらいできなかった?倒れている人がいるのにただ見ていて通り過ぎるだけ?
そんなに人が通る場所で気づかずに自転車で轢いてしまったらどうするの?
どんだけ他人に対して無関心なんだよと思いました。
私がもし急病や交通事故等で倒れて自分の意思で動くことができないとき、誰も助けてくれないんだろうなと考えてしまいます。自分が倒れた時の行く末を見た気がします。
このブログを見てくださってる方にお願いです。
この記事に書いたように路上に倒れている場合、その場所が危険な場所であるならば安全な場所に移動させて下さい。これは二次災害防止のためです。
下手に体を動かしたことによって何かその人に後遺症が残ったとしても、その行動が罪に問われたことはありません。(アメリカで言う良きサマリア人法)
安全な場所に移動させる際、まず第一に移動先が安全な場所であることと、救助に行く人の安全確保が最優先されることを併せて申し添えます。
応急処置が何もできなくたって声ぐらいはかけれるはず。そばに付き添って励ましてやることぐらいはできるはず。
救急車呼ぶことなんて誰でもできるんです。だけどその先のステップが無いことも多いんです。
他人に関して無関心な現代の世の中を垣間見た事案でした。
明日はお休みです。
今日はタイトルにもあるように、『見てるだけ?』と思った事案です。
朝方の通勤時間帯の救急要請。場所は駅近くにある駐輪場からのもの。
若い女性が突然倒れて苦しそうにしていると言う内容でした。
直近の我が救急隊が出場、覚知から5分もかからないで到着できました。
傷病者に接触、駐輪場入口の歩道に倒れている状況。
呼吸が荒く早い状態。手足がつっぱっている状態が確認できましたのでおそらく過換気状態(過呼吸)であると思われました。
現場に到着して通報者と接触するなり、開口一番に
『私は何も触ってませんから!』
の一言。
たぶん動かしたりして、あとあと問題になるのが嫌だったのでしょう。
だけど歩道のど真ん中で倒れていて、通勤時間帯で歩行者も多いし、ましてや駐輪場の入り口なのだから自転車を停めにに来る人も多いはず。実際に活動中に何人もの人が傷病者をのぞきこんだり、我々救急隊の活動している横を通り過ぎたりしていました。
そんな状況でも苦しそうにしているのをただ見てるだけ。私にはそれが理解できない。正直なところ、なんであなたはただ見てるだけということができるの?と思ってしまった。
駐輪場の職員も1人だけじゃなかったのだから、何人かで協力して安全な場所に動かすことができなかったの?
駐輪場に停めに来る人も声をかけることぐらいできなかった?倒れている人がいるのにただ見ていて通り過ぎるだけ?
そんなに人が通る場所で気づかずに自転車で轢いてしまったらどうするの?
どんだけ他人に対して無関心なんだよと思いました。
私がもし急病や交通事故等で倒れて自分の意思で動くことができないとき、誰も助けてくれないんだろうなと考えてしまいます。自分が倒れた時の行く末を見た気がします。
このブログを見てくださってる方にお願いです。
この記事に書いたように路上に倒れている場合、その場所が危険な場所であるならば安全な場所に移動させて下さい。これは二次災害防止のためです。
下手に体を動かしたことによって何かその人に後遺症が残ったとしても、その行動が罪に問われたことはありません。(アメリカで言う良きサマリア人法)
安全な場所に移動させる際、まず第一に移動先が安全な場所であることと、救助に行く人の安全確保が最優先されることを併せて申し添えます。
応急処置が何もできなくたって声ぐらいはかけれるはず。そばに付き添って励ましてやることぐらいはできるはず。
救急車呼ぶことなんて誰でもできるんです。だけどその先のステップが無いことも多いんです。
他人に関して無関心な現代の世の中を垣間見た事案でした。
明日はお休みです。
無理してしまうお仕事だとは思いますが、お大事にしてください
ホントに悲しい。と言うよりも腹立たしい『何にもしてない』なんてよく言えたもんだわざわざ見に来る次馬もおかしい助けてよまったく
最悪な世の中ですね
どうして?と思うことが最近多すぎます
腹立たしい気持ちは公園の写真に癒されました
素敵な場所があるっていいですね癒しをありがとうございます
私は以前、ぉ昼なのに不審者にあいました公園で一休みしてると横にぃきなり座ってきて……通りすがる人は居るのに誰も助けたり通報もしてくれず泣きながら通報しました。あの時ほど、みじめな気持ちはなかったです暗くなりましたが見てるだけ、そばに居ただけ。一番、しちゃいけないような気がします。
ムサシさんが救急の立場からそぉやって伝えて頂くと本当に悲しいなぁって思います。当たり前のコトなのにと。私も日赤/消防と講習を受けた身ですので後は勇気ですぐ動く自分で居たいと思います見るだけ人間ばかりぢゃないと信じたいです 腰が楽になったみたぃでよかったです私はホテルに泊まり勤務です要領ょく体を休めます
気分が良くなかったと思いますがお疲れ様でした
救急現場の生の声重たいですね!
実際その現場にいたら自分も何もできないかもしれない
安全な場所にさえ移動できないかもしれない
手足が痙攣していたら触れてはいけない
と思うかもしれない。
素人は痙攣とか大量出血みるとビビると思います
119通報をして現場についていただけでもこの人はやさしいと思います
やっぱ救急講習の知識と技術の向上をめざすしかない
生の声また聞かせてください
私も、
見てるだけ…
そんな人には絶対になりたくないと思っています。
そうですよね!
応急処置が分からなくも声かけは誰にでもできますよね…。!
現場の声
また聞かせて下さい…。
3年間、有意義に過ごしたいと思います!!
私も通学は電車なので、駅などで、もしそんな場面にでくわした時、絶対に見てるだけの人にはなりたくないと思います!!…長文すみませんっっ。ではでは、
腰痛に気をつけてお仕事頑張って下さい!!
倒れていたところにもし自転車が通り過ぎて万が一轢いてしまったら?
私が今回の傷病者の家族ならば、通報者をきっと責めるでしょう。なんで安全な所に移動させてくれなかった?移動させてくれれば自転車に轢かれることなんてなかったのに、と。
自転車ならまだしも、これがバイクや車だったら?
何か処置をしたことに対して、それを咎める救急隊はいないのだから、(いたらその隊員の資質を疑いますが)勇気を持ってやって欲しい。これは救命講習等でも常々言ってること。
ちょっと腹立だしい事案でした。
良い行いには良い報いが、悪い行いには悪い報いが返ってくるという意味ですが、本当にそうなんだなって思うことがあります。
助けた人から直接の報いが無くても、回り回って自分の元へそのうち良いことがあるだろうなと思っています。
急病人や交通事故に遭われた人に、最初に接するのは医者でも救急隊でもなく、そばに居合わせた人。
その時そばにいた人の勇気ある行動によって一命を取り留めたり、ケガが最小限で済んだこともあるんです。
どうかその場所に偶然居合わせたとき、勇気をもって行動してもらいたいと思いますね。
通報者が救急隊到着まで現場にいてくれることもありますが、そのまま現場から離れてしまう通報者もたくさんいます。
救急隊としてはどのような状況であったかを知りたいのに、事故等の詳細が取れなくなってしまう。ましてやその方が心肺停止など意思疎通ができない状態であれば、何も分からないまま病院に運ばざるを得ません。病院だって詳細が分からなければ受け入れる準備もできませんし、受け入れ不能ということも起こってきます。
出血してたら触るの嫌かもしれない。痙攣してたら怖いかもしれない。でも、何もできなかったとしてもせめて救急隊が到着するまでその場にいてくれて、その時のお話だけでも聞きたい。
先を急いでる人もいますから、通報者全員が残れないというのも十分理解してはいますが、やはりせめて到着までは現場にいてほしいと思います。
いち救急隊員の勝手な欲かと思われても仕方ないですが、消防の仕事(救急も含め)の現実を知ってほしいという理由でこのブログを書いています。
この記事に書いた事案は、あまりにも他人に対して無関心すぎやしないか?と思った事案でした。
ちなみに救急車の平均到着時間は私の消防でも平均6分半ほど。全国的に見ても、似たような数字です。
5分で助かる見込みがほとんどなくなるが、救急車が来るのは平均で6分半。あくまでも平均ですから、早い時もあれば遅い時もあります。
平均より遅ければまず5分以内なんて無理。その5分の間にそばに居合わせた人が心肺蘇生法をするのとしないのではやはり救命率に差があります。
テレビで特集されているような、ドラマでやっていたような表向きは華やかに見えるかもしれませんが、現実はそんなもんじゃない。辛いこと、理不尽なことばかりです。
あまり知られることのない『裏』の部分も知って欲しいとの思いでこのブログを書いています。
ブログを通して、少しでも消防の世界で働く私たちがどんな考えで、どんな思いで仕事してるのかを知って頂けたら幸いです。
救急隊もバイスタンダーにはかなわないってヤツですね…
そうですよね、ドラマみたいにうまくいくコトばかりじゃないですもんね…。
現場での話めっちゃ勉強になります。