消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

ツバメ

2010-05-26 23:11:26 | 消防・救急
今日は雨、勤務が終わって帰ってくるまでは曇っていたのですが、帰ってきてからは大粒の雨。

傘を持って行かなかった私には帰宅途中に降ってきたらどうしよう…なんて考えがあったのですが、無事に間に合って良かったです。


さて今日のお話は消防署にやってきたツバメの話。

毎年この時期になると、ツバメが巣を作りにやってきます。

私が今までに勤務してきた署でも、毎年この時期にはツバメが巣を作り、ヒナが巣立っていくのがちょっとした楽しみでもありました。

今年の4月に今の署に異動してきましたが、この署でもツバメが巣を作りにやってきている様子。

ツバメにとって消防署の車庫は格好の場所なようです。


楽しみがある反面、糞(フン)を落とされまして掃除にひと手間かかってしまうと言うこともあります。

それでも今までは地面にそのまま落ちていたので、水でぬらしてデッキブラシでこすって…なんてやっていたのですが、今の署は場所が悪いのか車両に糞を落とされてしまうのです

なので毎朝の車両清掃には一苦労。全部糞を落として反対番への申し送りをして、引継時間が迫ってきたので車庫前に行ったらまた落とされてるなんてことも何度かありました


今日の朝の掃除では、いつもより大量に糞が救急車に落とされている状況でした。

なのでいつもよりちょっと早めに掃除にとりかかりまして、外回りに全部水をかけて糞を取ってキレイに。普段あまり手をつけない屋根の部分も脚立を持ってきて全部キレイにしました。


今日はいつもよりキレイにした分、糞落とすなよと思いながら引継ぎまでの時間を過ごし、引継時間が迫ってまた車庫へ。

車を見た瞬間、私の願いはもろくも崩れ去りました

しかもフロントガラスのど真ん中に


愚痴を言いつつも、雑巾でそのまま糞をとり反対番へ引継ぎ。

車両の鍵を渡す際に反対番の救急隊長が私に言い放ちました。

『フンガイにフンガイだな』と。

最初は『?』だったのですが、引継中に意味を考えていたところ思いついたのは、


『フンガイ(糞害)にフンガイ(憤慨)』と言う意味だったのかな、と。

つまり、ツバメの糞の害に私が憤慨(怒った)と言うことを反対番の隊長は言いたかったのだろうかと言う結論になりました。

本人に意味を確認しませんでしたので、本当のところは分からずじまいですが



この反対番の救急隊長、私が救急隊員になった時一番最初にお世話になった方。

お笑い大好きでよく署内でも芸人のギャグをパクッてたり、数々の迷言を残したりと私の中で強烈な印象のある方なのです。

私が4月に異動して、反対番ではありますがまた同じ署で勤務することになり挨拶をした時も相変わらずな感じでしたが、今日もまた迷言を言い放ったところをみると、やっぱり相変わらずでした(苦笑)


今度反対番の方に、なんか変なこと言ってないか聞いてみるか(笑)


明日はお休みです

最新の画像もっと見る

15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まさる)
2010-05-26 23:16:21
はじめまして。
福岡のとある市の消防士です。

うちの署にもツバメが巣を作っています。
うちでは巣の下に段ボールの床を作って対処してますよ!
返信する
ツバメが来ると… (あい)
2010-05-27 15:10:44
こんにちは

寝違え痛良くなって何よりです。首が回らないと動きを制限されて、微妙にストレスにもなりますしね

私のにも、ツバメさん達が来ています。
去年の今ごろは、長女の出産前の時期でした。
“ツバメが来る家には幸せが来る”と、誰かに聞いたような気がして
勝手に、これは安産だ!!なんて思っていました(笑)糞や糞の匂いには少々困らされましたが…

でもある日。ツバメの巣が地面に落ちていたんですツバメたちも、困っている様子でただただその周りを飛び回るばかり…。
義父に頼み、板で巣を支える格好にして、何とか元通りにしてもらいました。

すると。なんと!次の日におしるしが
そのまま病院に行き、13時間後に無事、長女を出産しました。
陣痛は言葉にならないくらいのものでしたが、安産だったので、やっぱりツバメさんのおかげですかね

その後、ツバメの子供達も元気に育って巣立って行きました。

今、ウチに来てるツバメさん達は、その時巣立ったツバメかな…?
また、元気な子供達が巣立っていくといいな

今年もやっぱり糞には困らされていますが…(笑)
ムサシさん。お互い大変ですが糞のお掃除頑張りましょうね

返信する
!! (ちかりん)
2010-05-27 16:13:29
迷言隊長!うけました。今度は何を言ってくれるか楽しみです。

我が家もツバメ来ますよ。去年は毎朝上の娘とおはようの挨拶した記憶があります

フン掃除は大変ですけどね。
チビムサシくんちゃんと理解してると思いますよ。我が家は上の娘が一歳になる前から伝えたいことはきちんと目をみてはなしてます。小さいうちからきちんと理解してましたよ。

下の子は明日ようやく点滴がはずれそうです。
返信する
お疲れ様です〓 (なおみ)
2010-05-27 20:02:26
とてもほのぼのとした気持ちで読まさせて頂きました〓

私も小学校勤務で、校舎にもいろんな鳥達が巣を作っていますが、卵や雛が落ちて来ては、子供達が保護したりと大騒ぎです〓

もちろん糞もいたる所に時には頭にも

だけどこの命に関わる事で喜び楽しみを感じる事が出来るので嬉しいです。
日々忙しい時間を過ごされ、また勤務明けに優しい気持ちを抱かれる兼さんにこちらまで優しい気持ちになれました〓

これからも鳥達を見守り私達を見守っていて下さい。
そしてお体に気をつけてお過ごし下さい〓
返信する
まさるさんへ (ムサシ)
2010-05-27 22:13:06
初めまして、コメントありがとうございます。

日本全国どの消防署でも、例外ではないようですね。ツバメの巣の下に段ボールの受け皿をってことでしょうか。


地面に落ちれば朝に掃除すれば良いかなと思うのですが、さすがに車両に落とされると気付き次第やらないとなりません。

鳥の糞の付いた救急車で行ってもね…


良い案をありがとうございました!次の当番で早速試してみることにします


返信する
Unknown (まさる)
2010-05-27 22:18:28
そうです。
今うちの署の車庫には段ボールが3つ浮いています!笑
返信する
あいさんへ (ムサシ)
2010-05-27 22:48:46
以前勤めていた署に勤務していた時、ヒナが1匹巣から落ちてしまったようで、車庫前で鳴いておりました。

ヒナは人間が少しでも触ってしまうと親鳥が殺してしまうと言う話を聞いたことがありまして、うかつに巣に戻すこともできずにいた時があります。

落下のショックで既に弱っており、翌朝には息絶えてしまいました。巣を見るともうヒナでいっぱいになっており、きっと押し出されてしまったんだろうなと思いました。

何とも言えない複雑な気持ちになったのを今でも覚えています。


糞には困っていますが、だんだん大きく育っているのをみるのは楽しみ

憤慨せずにせっせと糞掃除に励むことにします
返信する
こんなことも (うーわんマン)
2010-05-27 23:03:14
以前所属していた部署は、消防隊と救急隊との兼務の小さい出張所でした。


年間に火災が1件あるかないか。救急は月平均15~20件程度。

当然、車両の稼働率も消防車<救急車になってしまいます。


そしたらなんと、消防車の中にセキレイが巣を作ってしまったんですよ。


しかも雛までかえっていました。


それでも、消防車を乗らなきゃいけないときがある訳で、そうすると車庫の前で帰ってくるの待ってるんですよね。


ちなみに、雛はちゃんと巣立ちましたよ。


ムサシさんの記事で思い出しました。
返信する
ちかりんさんへ (ムサシ)
2010-05-27 23:08:16
この隊長は勤務終わって消防署を出ると、どこにでもいるおじさんに早変わり。全く消防職員のオーラがありません。(私もですが、苦笑)

以前、俺は大きいボールのスポーツは好きじゃないんだと言うことを言っていました。

俺がスポーツ好きなのは野球とゴルフと、あとパチンコだな!あれも玉小さいし!と。


…。


(パチンコは)スポーツじゃないし!とツッコミ入れさせてもらった覚えがあります(笑)


チビムサシ君が危ないこと、やっちゃいけないことをしそうな時、もしくはやった時にはきちんと叱るようにしています。ただ頭ごなしにではなく、目を見て言ったり、抱っこしてちゃんと理由を言うように。

これから2人目が産まれるにあたって色々寂しい思いをさせてしまうかもしれませんが、できるだけスキンシップをとって遊んであげようと思っています。

下のお子様も、もう少しで元気に遊び回る日が来ますね!お母さんも頑張って!
返信する
なおみさんへ (ムサシ)
2010-05-27 23:18:46
コメントありがとうございます。

糞が頭に直撃したことはないのですが、目の前に落ちてきたことはあります。あと1歩前を歩いていたら確実に直撃でした。

今も車庫前にいると糞が直撃しないかどうか戦々恐々です(苦笑)


今自宅で家庭菜園をしておりまして、小さい苗だった野菜がぐんぐん育っている様子を子供も目の当たりにしています。

植物だけでなく、動物にも赤ちゃんがいて、ご飯を食べて大きくなって行くんだよと自分の子供にも教えてあげたいと思います。

運動できなくとも勉強できなくてもいいから、思いやれる心を持つ優しい子に育ってほしいと願っています。
返信する

コメントを投稿