紫草(日本ムラサキ)発芽のコツ(再)
ムラサキの発芽について過去のページを再掲載
![19 19](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/53/cd677d002f8c4943c5d4fa5254956efd.jpg)
厳寒の冬を(2014)ムラサキの発芽検証で過ごした。
播種前の準備として冷温(1~2℃)3週間の保管が、まず問題であった。冷蔵庫の温度は6~7℃で条件とは合わない。日毎に氷を替えての管理は3週間の期間、無理があった。都合の良い事に70cmを越える雪が来た。雪中保管に切り替える事が出来た。3月下旬残雪が消えるとエアークッションで梱包された包みが出てきた。置き忘れていたような贈り物である。
![Photo Photo](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/2c/299a515c5062339cedaf2a5eec7398f6.jpg)
温室内(設定温度20℃)で1週間ほど保管をしていると、パック内で幾つかの種が発根し始めている。これから種を播く事にする。既に発根しているので発芽することは間違いないのだが。
![2_2 2_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/28/4bfa69296b4da81d867442d62ba9f9eb.jpg)
問題は種を播く用土である。赤玉土と鹿沼土を発泡スチロールの容器に10cmほど敷き(少しずつ敷いて水を吸わせる)軽く掘り起こして、フカフカな状態にして表面を平らにしてから種を播く列を3cmほどの深さに溝を作る。
その溝に川砂を流し込む(乾いていると上手く溝に入る)。霧吹きスプレーで砂に水分を含ませる。種を置き並べて行くが、あらかじめ種はテッシュペーパーの上に包んで水分を取っておいた方は扱い易い。
種が並び終えたら、スプレーで水分で包み、乾いた砂を浅くかけて種が隠れる程度にして、乾いた砂にスプレーで水分を含ませて、種播きを終える。小石を含む重い砂は良くない。種はあくまで深くならないように砂をかける。5~10mm以内が望ましい。
![193 193](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/73/80beee7e4f30054cf83cd9f4c11709f8.jpg)
種蒔き後4~5日するとドンドンと発芽してくる。温室内気温は20℃設定で最低16~7℃、日中日差しのある時は30℃を越える日もあった。蓋付き発泡スチロールは保温効果抜群で、これは発芽に大変役立ったと思われる。
発根していない種も10日もすれば発芽する。発根種は別畝にすれば良いかも知れない
![3 3](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/ad/42a892b6112352c738eb7a25f46c9f8b.jpg)
発芽に至る最大のコツは、固い殻を如何に割って根を出すかにかかっている。
川砂を使うのは、発根後、殻を帽子のようにして芽を出す際、障害にならない為である。また砂だと根も良く伸びる。
移植の際、苗をいためる事なく作業が出来るなど利点が多い。
2013年は発芽の条件が解らず手探りで、たまたま畑のビニールを掛けた苗床から1列が続々と発芽し、移植も上手くいって100株程を栽培する事が出来た。そこからたくさんの種の収穫となった。
3月下旬2年物の新芽もたくさん確認できた。芽が出ない株も土を取り除いてやると、白い芽が見える。その土は掘るにつれ、ひんやりと冷たかった。
紫草(日本ムラサキ)絶滅危惧植物の自然界での発芽はさておき、小さな温室ではムラサキの苗で一杯である。
ムラサキの発芽について過去のページを再掲載
![19 19](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/53/cd677d002f8c4943c5d4fa5254956efd.jpg)
厳寒の冬を(2014)ムラサキの発芽検証で過ごした。
播種前の準備として冷温(1~2℃)3週間の保管が、まず問題であった。冷蔵庫の温度は6~7℃で条件とは合わない。日毎に氷を替えての管理は3週間の期間、無理があった。都合の良い事に70cmを越える雪が来た。雪中保管に切り替える事が出来た。3月下旬残雪が消えるとエアークッションで梱包された包みが出てきた。置き忘れていたような贈り物である。
![Photo Photo](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/2c/299a515c5062339cedaf2a5eec7398f6.jpg)
温室内(設定温度20℃)で1週間ほど保管をしていると、パック内で幾つかの種が発根し始めている。これから種を播く事にする。既に発根しているので発芽することは間違いないのだが。
![2_2 2_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/28/4bfa69296b4da81d867442d62ba9f9eb.jpg)
問題は種を播く用土である。赤玉土と鹿沼土を発泡スチロールの容器に10cmほど敷き(少しずつ敷いて水を吸わせる)軽く掘り起こして、フカフカな状態にして表面を平らにしてから種を播く列を3cmほどの深さに溝を作る。
その溝に川砂を流し込む(乾いていると上手く溝に入る)。霧吹きスプレーで砂に水分を含ませる。種を置き並べて行くが、あらかじめ種はテッシュペーパーの上に包んで水分を取っておいた方は扱い易い。
種が並び終えたら、スプレーで水分で包み、乾いた砂を浅くかけて種が隠れる程度にして、乾いた砂にスプレーで水分を含ませて、種播きを終える。小石を含む重い砂は良くない。種はあくまで深くならないように砂をかける。5~10mm以内が望ましい。
![193 193](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/73/80beee7e4f30054cf83cd9f4c11709f8.jpg)
種蒔き後4~5日するとドンドンと発芽してくる。温室内気温は20℃設定で最低16~7℃、日中日差しのある時は30℃を越える日もあった。蓋付き発泡スチロールは保温効果抜群で、これは発芽に大変役立ったと思われる。
発根していない種も10日もすれば発芽する。発根種は別畝にすれば良いかも知れない
![3 3](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/ad/42a892b6112352c738eb7a25f46c9f8b.jpg)
発芽に至る最大のコツは、固い殻を如何に割って根を出すかにかかっている。
川砂を使うのは、発根後、殻を帽子のようにして芽を出す際、障害にならない為である。また砂だと根も良く伸びる。
移植の際、苗をいためる事なく作業が出来るなど利点が多い。
2013年は発芽の条件が解らず手探りで、たまたま畑のビニールを掛けた苗床から1列が続々と発芽し、移植も上手くいって100株程を栽培する事が出来た。そこからたくさんの種の収穫となった。
3月下旬2年物の新芽もたくさん確認できた。芽が出ない株も土を取り除いてやると、白い芽が見える。その土は掘るにつれ、ひんやりと冷たかった。
紫草(日本ムラサキ)絶滅危惧植物の自然界での発芽はさておき、小さな温室ではムラサキの苗で一杯である。