紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ、種子考

2018-08-10 19:30:57 | 染料栽培
「2018.日本ムラサキ栽培記録 8月(No.1)」
ムラサキの分果数と種子の大きさについて気になった事がある。
8月に入って白い花の花弁を落とした萼の中に、緑色の種子を見るようになった。
1粒、2粒、3粒、4粒と分果数が異なる。
花は晩秋まで、霜の来る頃まで咲き続けて分枝も多くなる。
大きな株となったムラサキからは、数百粒の種子を採る事ができる。


1粒、既に緑色の種子から、琺瑯質の固い種子に結実しつつある。

2粒の分果。このタイプが普通多いと言われている。

この茎には驚いた。4粒が1分枝にずらりと並んでいる。
この株は、どの分枝にも3〜4粒が普通に結実している。
分枝は7〜8本となるので総数は500粒以上の種を着ける事になりそうである。

気になった事は、4粒で結実する場合と1粒で結実する場合との違いである。
同じ大きさの萼に包まれて1粒と4粒では大きさが異なりはしないかと考えた。
実際のところ、種の選別で丸々と大きな種が目を引く事がある。

また、大きな種は大きな双葉を広げるのである。
しからば、種が緑の内に1粒にしたらばどうであろうか?
摘果の効果はあるのだろうか?
結実までには80日を要すると言われている。
早めに、摘果すれば窮屈な状況から1粒で大きくなりはしないだろうか。


   「むだごとと しりつつまびく まのてあり」 
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