紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫草栽培、予期せぬ出来事(続4)

2016-10-06 19:28:25 | 紫草の栽培

 「被害種の発芽実験結果1」
 9月30日に被害種の熟成結果を確認する為に種の発芽試験を始めた。
 発根ポットにセットしてから1週間を待たずに一つの結果が出た。
 予想は当たって、小さな驚きと大きな困惑に直面することになった。



 多くの浮種をセットしたパック内である。赤い矢印の2粒が発根を始めた。
 多くが未熟で種も小さく、廃棄すべき種である。
 カビに覆われている箇所が数ヶ所あるのは、熟成していない種の腐敗が元であろう。




このパック内からも1粒の発根が確認出来た。
このパックの種も全て浮種である。
水に沈下した種29個は未だ発根の兆しが見えない。




 カビに覆われた種を廃棄する。午後には発根の生育は幾分か大きくなった様である。
 育苗ポットへ移植して、発芽を待つ事になる。
 それにしても、3パックの内、最も完熟に近い種のパックが全く変化なしである。
 これでは種の選別方法の問題となってしまう。

   「おどろきと こんわくかかえ こしたたず」

コメント
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