
皆様、ただいまです~~! 台風が思いのほかすばやく立ち去ってくれたおかげで、無事飛行機も飛び、Michael君(マイケル・グルーバー)の新プロダクト "What A Glorious Feeling"の待つSaugatuckへ行くことが出来ました♪ (写真は、滞在中に4回ショーを見られたのですが、その最後の晩に劇場のロビーで撮らせてもらったMichael君の写真です♪ 横にいるナズは、いつも通りジャマなので省いてあります〔笑〕ナズのカメラの調子が悪く、フラッシュがつかなかったため、ちょっと画面が暗いですが、優しい彼の笑顔は、いつも通りに輝くばかりですよね~♪)
Michigan(ミシガン)湖のほとりにあるSaugatuck(ソーガタック)は、とても美しい町でした。町は、Saugatuck-Douglasとも呼ばれ、町の中を流れるカラマズー川の南側に双子の町という感じで、Douglas(ダグラス)という町があります。どちらも、穏やかで美しい町なのですが、ダグラスは、ソーガタックよりもさらに小さな町です。
ソーガタックのほうは、カラマズー川に沿って大きなヨットクラブがあり、ミシガン湖周辺のちょっとしたリゾート地という感じで、アメリカ国内各地からやってきた観光客の人たちがたくさん滞在していて、町中に点在するステキなB&Bは、どこも満室という状態でした。
また町のあちこちには、19世紀に建てられた趣きのあるたたずまいの家がたくさんあり、それを見て回るのも楽しみな、本当に素晴らしい町でした。
そんなソーガタックのメイン・ストリートに程近いところに、Mason Street Warehouseという劇場があります。以前はパイ工場だったというこの劇場、劇場だということを知らなければ、名前の通り倉庫(warehouse)にしか見えません。劇場としては、3年前に出来たばかりの新しい劇場なのですが、客席の椅子などは、どう見ても、どこかの学校か集会所でいらなくなった椅子をもらってきたのでは・・・と思うような、かなり使い込まれた木製の椅子なんです。何か、手作り~~~という感じで、ちょっとほのぼのとした気持ちになってしまうような雰囲気がありました。
実際のショーがどんなだったのか、また2月以来久しぶりに再会したMichael君の様子などは、次の記事以降、何回かに分けてご報告させていただくとして、とりあえず、このミュージカルのあらすじをご紹介いたしますね。
あらすじ:
「An American in Paris パリのアメリカ人」で大成功をおさめ、今や押しも押されもしない大スターのジーン・ケリーは、次の映画を計画していました。「Singin' in the Rain 雨に唄えば」と名づけたこの映画の製作のために、彼は、旧知の2人を呼び寄せました。
1人は、スタンリー・ドーネン(Michael君の役)。自身の才能に加えて、ケリーの引き立てもあり、MGMのプロデューサーであるアーサー・フリードにも認められた彼は、20代半ばにしてケリーと共同監督を務めるまでになっていました。そして、27歳のドーネンは、フレッド・アステア主演の「Royal Wedding 恋愛準決勝戦」を、単独で監督したばかりでした。
もう1人は、ケリーやドーネンのダンス・アシスタントを務めてきた才能ある美しいダンサー、ジーン(ジーニー)・コーインでした。
ケリーにとっては、気心が知れ、どちらが欠けても、仕事がうまく進まなくなる大切な2人でした。ところが、最大にして唯一の問題がありました。ドーネンとコーインは、離婚したばかりの夫婦だったのです。
2人を呼んだことをそれぞれには隠して引き合わせたケリーでしたが、案の定、2人は猛反発! 大もめにもめますが、ケリーのワンマンな性格を知り尽くした者同士、何とか仲直りをして、ケリーの映画に協力することにしました。ドーネンは、共同監督として、五分五分のタイトルをもらうことを条件として・・・。
こうして始まった撮影でしたが、トラブルの連発!ロケをふんだんに行う予定だったのに、MGMの経営陣が入れ替わり、これからは、ミュージカルが優遇されなくなると知って、大弱り・・・。
ジュディ・ガーランドを相手役に使いたいというケリーに、以前、彼女を監督して彼女の行状の悪さに辟易していたドーネンは猛反対! そこにフリードが連れてきたデビー・レイノルズは、歌はそこそここなすものの、体操の経験はあってもダンスの経験が全くありません。
ブロードウェイ・バレエのシーンにコーインを起用したいというケリーに、フリードからは、シド・チャリーズを使わないなら、撮影させないときつい言葉。
肝心の雨のシーンの撮影には雨が降らず、挙句に、別居中のケリーの妻からは、「当分、帰らない」と電報が来る始末・・・。
ケリーに思いを寄せているのに、映画のことしか頭になく、自分のこともダンサーとしてしか見てくれないケリーにたまりかねたコーインが、とうとう撮影現場から去ってしまいました。
またドーネンも、ドーネンの発案を自分のアイディアのように話し、共同監督なのにドーネンをアシスタント扱いするケリーにたまりかねて、「自分がどんなに力を尽くしてがんばっても、結局は、全てのタイトルをケリーが持って行ってしまう!」とケリーに怒りをぶつけます。
一方のケリーも、「お前に才能があるからこそ、それを愛して今まで目をかけてやってきた!だからこそ、20代でMGMの監督をするという幸運にありついたんだ。文句があるなら、俺のもとを離れて勝手にやっていけばいい!」と怒鳴り返します。
撮影の無理が祟って高熱を出していたところにストレスが重なって、ついにケリーが倒れてしまいました。熱に浮かされて見た夢の中でケリーと踊っていたのは、去って行ったはずのコーインでした。
ワーカホリックのケリーが撮影現場に顔を見せないと心配したドーネンが、コーインを撮影所に呼び寄せます。人間関係がこじれにこじれ、トラブルが山積みのこの映画、果たして無事に完成にこぎつけるのでしょうか・・・?
Michigan(ミシガン)湖のほとりにあるSaugatuck(ソーガタック)は、とても美しい町でした。町は、Saugatuck-Douglasとも呼ばれ、町の中を流れるカラマズー川の南側に双子の町という感じで、Douglas(ダグラス)という町があります。どちらも、穏やかで美しい町なのですが、ダグラスは、ソーガタックよりもさらに小さな町です。
ソーガタックのほうは、カラマズー川に沿って大きなヨットクラブがあり、ミシガン湖周辺のちょっとしたリゾート地という感じで、アメリカ国内各地からやってきた観光客の人たちがたくさん滞在していて、町中に点在するステキなB&Bは、どこも満室という状態でした。
また町のあちこちには、19世紀に建てられた趣きのあるたたずまいの家がたくさんあり、それを見て回るのも楽しみな、本当に素晴らしい町でした。
そんなソーガタックのメイン・ストリートに程近いところに、Mason Street Warehouseという劇場があります。以前はパイ工場だったというこの劇場、劇場だということを知らなければ、名前の通り倉庫(warehouse)にしか見えません。劇場としては、3年前に出来たばかりの新しい劇場なのですが、客席の椅子などは、どう見ても、どこかの学校か集会所でいらなくなった椅子をもらってきたのでは・・・と思うような、かなり使い込まれた木製の椅子なんです。何か、手作り~~~という感じで、ちょっとほのぼのとした気持ちになってしまうような雰囲気がありました。
実際のショーがどんなだったのか、また2月以来久しぶりに再会したMichael君の様子などは、次の記事以降、何回かに分けてご報告させていただくとして、とりあえず、このミュージカルのあらすじをご紹介いたしますね。
あらすじ:
「An American in Paris パリのアメリカ人」で大成功をおさめ、今や押しも押されもしない大スターのジーン・ケリーは、次の映画を計画していました。「Singin' in the Rain 雨に唄えば」と名づけたこの映画の製作のために、彼は、旧知の2人を呼び寄せました。
1人は、スタンリー・ドーネン(Michael君の役)。自身の才能に加えて、ケリーの引き立てもあり、MGMのプロデューサーであるアーサー・フリードにも認められた彼は、20代半ばにしてケリーと共同監督を務めるまでになっていました。そして、27歳のドーネンは、フレッド・アステア主演の「Royal Wedding 恋愛準決勝戦」を、単独で監督したばかりでした。
もう1人は、ケリーやドーネンのダンス・アシスタントを務めてきた才能ある美しいダンサー、ジーン(ジーニー)・コーインでした。
ケリーにとっては、気心が知れ、どちらが欠けても、仕事がうまく進まなくなる大切な2人でした。ところが、最大にして唯一の問題がありました。ドーネンとコーインは、離婚したばかりの夫婦だったのです。
2人を呼んだことをそれぞれには隠して引き合わせたケリーでしたが、案の定、2人は猛反発! 大もめにもめますが、ケリーのワンマンな性格を知り尽くした者同士、何とか仲直りをして、ケリーの映画に協力することにしました。ドーネンは、共同監督として、五分五分のタイトルをもらうことを条件として・・・。
こうして始まった撮影でしたが、トラブルの連発!ロケをふんだんに行う予定だったのに、MGMの経営陣が入れ替わり、これからは、ミュージカルが優遇されなくなると知って、大弱り・・・。
ジュディ・ガーランドを相手役に使いたいというケリーに、以前、彼女を監督して彼女の行状の悪さに辟易していたドーネンは猛反対! そこにフリードが連れてきたデビー・レイノルズは、歌はそこそここなすものの、体操の経験はあってもダンスの経験が全くありません。
ブロードウェイ・バレエのシーンにコーインを起用したいというケリーに、フリードからは、シド・チャリーズを使わないなら、撮影させないときつい言葉。
肝心の雨のシーンの撮影には雨が降らず、挙句に、別居中のケリーの妻からは、「当分、帰らない」と電報が来る始末・・・。
ケリーに思いを寄せているのに、映画のことしか頭になく、自分のこともダンサーとしてしか見てくれないケリーにたまりかねたコーインが、とうとう撮影現場から去ってしまいました。
またドーネンも、ドーネンの発案を自分のアイディアのように話し、共同監督なのにドーネンをアシスタント扱いするケリーにたまりかねて、「自分がどんなに力を尽くしてがんばっても、結局は、全てのタイトルをケリーが持って行ってしまう!」とケリーに怒りをぶつけます。
一方のケリーも、「お前に才能があるからこそ、それを愛して今まで目をかけてやってきた!だからこそ、20代でMGMの監督をするという幸運にありついたんだ。文句があるなら、俺のもとを離れて勝手にやっていけばいい!」と怒鳴り返します。
撮影の無理が祟って高熱を出していたところにストレスが重なって、ついにケリーが倒れてしまいました。熱に浮かされて見た夢の中でケリーと踊っていたのは、去って行ったはずのコーインでした。
ワーカホリックのケリーが撮影現場に顔を見せないと心配したドーネンが、コーインを撮影所に呼び寄せます。人間関係がこじれにこじれ、トラブルが山積みのこの映画、果たして無事に完成にこぎつけるのでしょうか・・・?