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ヒューストンのMichael君 - 「Hairspray」観劇記 その2

2010-10-19 01:19:56 | Michael 10 Hairspray
「Hairspray」観劇記、その2です。(写真は、ポスターのところで撮ったMichael君〔マイケル・グルーバー〕の写真のMichael君の部分をアップにしたものです。)

ショーの後半は、コリンズ・ショーでデモをやって捕まった女性達が収監されている女子刑務所から始まります。ドサクサにまぎれて、プロデューサーのベルマやその娘のアンバーまで捕まってしまっていました。風変わりで味のある女性看守(この役は、堅物で教育熱心なペニーの母親を演じている女優さんが演じています。その落差がとても面白かった♪)と一緒に、トレイシー達が「The Big Dollhouse」という面白いナンバーを披露してくれました。
と、そこに男性看守が現れ、ベルマとアンバーの逮捕が間違いで、知事が深く謝罪していると伝え、2人だけを釈放します。得意げに留置場を後にするベルマ親子。
しかし、トレイシーの父のウィルバーが全員の分の保釈金を払ってくれたので、エドナやモーターマウス達も釈放となったのでした。でも、知事からの指示でトレイシーだけは釈放してもらえません。心配するエドナ達に、「永久に逮捕されているわけじゃないから」と言って、1人、留置場に残るトレイシーでした。

逮捕されたために、ミスター・ピンキーからモデル契約を破棄するという電話を受けたエドナ、娘のことが心配でたまりません。そんな妻を、「君とトレイシーは、僕の宝物だよ。」と優しく慰めるウィルバー。互いが、自分にとってどれだけ大切かを伝え合う「Timeless to Me」というナンバーを2人で歌うのですが、何せ両方が男、しかも片方は女装した巨漢、もう片方は小柄でぽっちゃりしたいかにも人のよさそうなおじさん。優しいメロディのロマンチックなナンバーなんですが、あまりロマンチックな雰囲気になりません。それどころか、毎回、手を変え品を買え、2人して、観客を大爆笑させてくれるんです!後ろからエドナを抱きしめているウィルバーの手を、エドナが自分の胸の上に乗せなおしたり、かがんだエドナの巨大なヒップを見て、ウィルバーが武者震いをしたり、終いには自分達も笑い出してしまって、うまく歌えなくなってしまったり(笑)ショーの中で、一番盛り上がるシーンでしたよ♪

ところは変わって、トレイシーの独房。リンクが彼女を救おうとやってきます。ステージの反対側では、ペニーがデモに加わったことを怒った母親が、罰として彼女をベッドに縛り付けてしまいます。そして、そのペニーを助け出そうと、シーウィードが忍び込んできました。2組のカップルが、熱い思いを歌い上げます。(Without Love) リンクは、ヘアスプレーを火炎放射器代わりにして独房のフェンスを焼き切り(その焼き切った形がトレイシーの体型になっているのが楽しい♪)、シーウィードは、ナイフでロープを切り、それぞれに愛する女性を助け出すのでした。

トレイシーの脱獄は、すでに発覚してラジオで報じられていました。心配するモーターマウス達の元に、4人が逃げ込んできます。途方に暮れるトレイシーに、一度こうしようと決めたことを簡単にあきらめてはいけないと、モーターマウスが励まします。(I Know Where I've Been.)

コリンズ・ショーではコンテストが開かれていました。トレイシーが出場出来ないように、ベルマが警官に警備をさせています。そこに変装したウィルバーが「スポンサーの意向だ」と言って巨大なヘアスプレーの缶を運び込んで来ます。しかし、ウィルバーの変装はすぐにばれて捕まってしまいました。缶の中にトレイシーが隠れていると考えたベルマは、誰かが出てきたら撃つようにと警官に命じます。
と、そこで番組の放送時間となり、コンテストが始まりました。トップを争っているのは、トレイシーとアンバーです。アンバーのダンスが披露され、アンバーに得点が入り、あわや優勝・・・と、その時、会場にトレイシー・リンク、そして、おさげ髪をほどき、眼鏡を外して見違えるばかりの美女に変身したペニーが現れました!このシーン、トレイシー達は、本当に劇場の客席から登場するんですよ。ホントに会場に乱入したみたいな感じで面白かったです♪
ステージで華麗なダンスを披露するトレイシーとリンク。果たして、優勝の栄冠を手にするのは、トレイシーなのか、アンバーなのか!?

と盛り上がったところで、まだ作品をご覧になっていない方のために、ネタばらしにならないよう、ラストは伏せておきますね~。ラストも含め、あちこち、映画とは違いますので、映画を見た方も、機会があったら、ステージ版をご覧になっていただけたら、またひと味もふた味も違って、とても楽しいと思います♪

最後のフィナーレでは、キャスト全員が登場し、客席はスタンディング・オベーションで彼らを迎えました。トレイシーの「Let's Dance!」のかけ声で、キャスト全員が華麗な歌とダンスを見せてくれて、拍手喝采のうちに幕が降りました。 ナズの目には、Michael君の姿が、ひときわ鮮やかに焼き付いていました~♪

メザニンが4階なので、最初はエレベーターで降りようかと思ったんですが、ちょうど行ってしまったところで、次がなかなか来ず、ナズは、階段をダッシュで駆け下りましたよ~!(笑) 昼間、チケットを取りに来た時に確認しておいた楽屋口に駆けつけると、まだキャストは誰も出てきていないようでした。

たいてい最初に出てくるのは、バンドの方々なんです。手に楽器のケースを持っていらっしゃるので、そうとわかります。しばらくして、ぱらぱらとキャストらしい方々が出てきたんですが、男性陣はそうでもないんですが、女性陣は、ほとんど大きなカツラをかぶってステージに出ていらっしゃるので、それをはずしちゃうと、誰が誰なのか、よくわからない・・・。お目当ての女優さんを待っている他の方も、「今のは、誰・・・?」ととまどい顔でした。
しばらく待つうちに、Michael君が出てきました。すぐにナズに気づいてくれて、手前で、リンク役の俳優さん達がファンへサインのサービスをしていたため、「こっちにおいで」というように目配せをしてくれたので、横の駐車場の方に行くと、

「ナズ!久しぶりだね~、来てくれて嬉しいよ!」

と、ハグしてくれました。

「ちょっとアレルギーみたいな症状が出てて、のどの調子があんまりよくないんだよ」

という、Michael君。そういえば、あまり目立たなかったんですが、高音で伸ばす時とか、ちょっとかすれ気味ではありました。

「のど、痛い? 大丈夫?」

と心配するナズに、

「いや、痛くはないから、大丈夫だよ。ホントに久しぶりだね。いっぱい話したいことがあるんだ。明日も見てくれるんだろ?マチネの後、ここで待ち合わせて、一緒に夕飯を食べようよ。」

のどの調子が悪いMichael君をあまりしゃべらせては申し訳ないので、積もる話は明日のお楽しみということで、この日は、これでお別れすることにしました。

「あ、そういえば、スペースセンターへは、行ったの?」

とMichael君。

「行ったよ~!すっごく面白かった!トラムツアーに乗って、昔の管制室を見たり、モック・トレーニングルームを見たり、本物のロケットも見たよ!あ、これ、スペースセンターで買ったお土産!フリーズドライのアイスクリーム♪」

「ありがとう!宇宙食だね。僕は、スペースセンター、行ったことないんだよ。それじゃ、また明日ね!」

日本から用意してきたお土産と一緒に、フリーズドライアイスクリームをMichael君にあげたナズでした♪
観劇記その3では、アートフェスティバルの様子とMichael君とのおしゃべり等について書きたいと思います。お楽しみに~♪



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