誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

22展ー11 企画展の9 稲門会作品展よりー1

2010年07月24日 | Weblog
     早稲田大学茅ヶ崎稲門会
     第1回 趣味の作品展 
         7月14日~18日 市民ギャラリー

      この展示会から知った方の2点を陳列させて頂きました。
 
  知人から案内状を頂き、そんな展示会もあったのか、知らなかったと思いながら
  行ってみました。
  入り口にはどなたかの手作りなのでしょうかこんな真っ赤な「凧」が飾ってありました。
  やはり久し振りに校章のマークを見ると何となく懐かしいものです。
  私が知らなかったのも当然で、これが第1回なのだそうです。趣味の作品展と
  銘打っているだけに、如何にも趣味という和やかで家族的な感じに溢れていました。
  油彩あり水彩あり、絵手紙、写真、俳句、陶芸、書、刺繍までと言った賑やかさ
  でした。早大OB及びその家族が出品者で老若男女の50人を越えていました。
  皆さんが如何にも趣味を楽しんで居られるかが、伝わってくるようです。

  さて茅ヶ崎にもご多分にもれず全国の市町村と同様、早稲田のOB会があっていろいと
  仲間が集まって活動しているのは聞いていました。どこの大学にもあるように、ゴルフや
  囲碁に将棋愛好会そして当地では箱根駅伝の応援会、花火大会鑑賞会、地引き網
  などが有るのは聞いておりました。
  会場で知ったのですが、全くいろいろな会があるのには驚きです。
  例えば、釣り同好会、歩こう会に登ろう会、カラオケがあったり、ゴルフの会が4つ、  
  テニスが2つもあり、日本地酒研究会なんてのもありました。
  女性同好会というのがあったので、これから女性の心理でも研究するのかと思って
  よくよく見たら、女性の会つまり女性卒業生の集まりでした。
  なんてことで、茅ヶ崎在住の多くのオールド早稲田マンが集い、群れて楽しくやって
  いるそうです。  

  もう大分昔のことになりますが、定年後の世界を考える必要になった時に、会社で
  催してくれた「第2の人生のために」という講座の精神医学の講師が、「これからは
  会社だ、学校だという社会でなく、全く新しい或いは地域社会で見知らぬ人との社会を  
  作りなさい。これが本当の第二の人生なのですよ。同僚とか同窓というつながりは久し振り  
  なのが一番良いのです。」と言ってたことを思い出しました。

  全く見ず知らずの集団に入るのは、とんでもない人間が居たり、とんだ人間的レベル  
  の人が居たりという危険負担もあるわけですが(私もこれは現実に体験してしまい極て
  不快な気分を味わったこともあるのですが‥)、
  一方同窓というのは似たようなレベルで、あの同じ学校に通っていたの  
  だから、同じ時間を共有したかも知れないのだから、良くも悪しくも高が知れているという
  ものだという不思議な安心感はあるでしょう。
  それ程とんでもない人は居ないだろうという最低の線は守れるという担保が出来るのか  
  も知れません。

  しかしこれも考えようによっては、相変わらずで新鮮味に欠け、何らかのしがらみがあったり、  
  集団に頼って組織依存の(会社時代と同じ様に)他人や大きな群団任せであったりして消極的  
  だったり、one of themであったりして、本当に楽しめるだろうかという不安もあるの  
  かも知れないのです。

  実は私も早稲田のOBなのですが、私の場合は何の深い考えも思いも信条があるのでもなく
  ただの面倒くさがり、出不精、消極性、シャイだったのと、それより何より定年後は暫くは何もしたくなかったという
  気持が強かった様な気がします。
  当分は何もしたくなかったので、あの当時お誘いを受けた記憶もあるのですが、
  この稲門会にはとうとう入らず仕舞いでした。
  こうして家族ぐるみで、様々のことをやり楽しそうにやっておられるのを想像すると、  
  成る程これも又良きものなのだという気がしました。


 さて久し振りに稲穂のマークを見て、早稲田という文字を見て、昔を思い出したのか、気分が高揚したのか、
 思わず長々と書いてしまいました
 お忙しい皆さんにはとんだ時間の無駄で御座いました。お許し下さい。
 どうぞ飛ばして貰って、次の絵を御覧下さい。
 知人がお二人おられて、お一人はご家族、お一人は卒業生ということでした。
 それではその2枚をどうご御覧下さい!

  
  

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