誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

26展ー16 『第44回版画展 ぐるーぷ 藍』展よりー(1)

2014年12月16日 | Weblog

 

  この「グループ 藍」の版画展を展示すると、当美術館の今年の展示も企画展も

 終わりだと気付かせてくれるのです。同時に今年も過ぎて行くのかという感慨に

 打たれます。というのはこの数年間いつも、その年の当館の陳列の「取り」を取って

 頂いているからなのです。

 師走の何かと気忙しい時に、しばし同展は落ち着いた上品な静謐さが漂うような

 ほっとするような気分を味わえる世界なのです。


26展ー16 『第44回版画展 ぐるーぷ 藍』展よりー(2)

2014年12月16日 | Weblog

 

 

 44回という歴史は大変なものです。巷の急造展示会や日の浅いものとは、やはり

 全く違う空気があり、さすがに落ち着きと安定感と深みとを感じます。

 既に先生は亡くなられて、長老や長い経験の方々を中心に、会員同士で励まし

 アドバイスをしあいながら研鑽されているそうです。これもこの会だから出来ること

 なのでしょう。

 それでは同展から、3人の方の9作品をご覧下さい。


26展ー16 『第44回版画展 ぐるーぷ 藍』展よりー(3)

2014年12月16日 | Weblog

 

   藍展作品ー1/9

     真弓さん作品の1/3

      真弓 千枝さん  作   『 風のぬけあと 』    自由作

  さすがの風景描写です。モノトーンでの遠近表現といい、侘びしくも何か情感が

  漂うのを感じる雰囲気といい、素晴らしい出来映えです。

  まさに会の歴史と共に、長年のキャリアとその実力を存分に発揮されています。


26展ー16 『第44回版画展 ぐるーぷ 藍』展よりー(6)

2014年12月16日 | Weblog

 

     藍展作品ー4/9

       仲川さん作品の1/3

       仲川 三郎さん  作  『 インテリア Ⅰ』    自由作

 

    何時もとてもクリアな感じで、鮮やかな素敵な彩色の若々しい作品で

    とてもお年を想像も出来ません。何時も感服です。

    ますますお元気でご活躍を期待しています。   


26展ー16 『第44回版画展 ぐるーぷ 藍』展よりー(9)

2014年12月16日 | Weblog

 

     藍展作品ー7/9

      伊藤さん作品の1/3

       伊藤 政法さん  作   『 太極拳・剣 』   自由作

  この方の毎回、何かしらの動きを巧みに切り取った「動」の作品は、版画では

  珍しい感じで大胆な構成は素敵で面白いものです。

  版画の定番にはない魅力と興味を覚えます。