今年も恒例の鶴彩会の水彩画展が開催されました。
昨年の市民ギャラリーから本拠地の文化会館へ戻っての、しかも節目の
30回記念展という事でした。
完全リニュアルされた展示室は、やや天井は低い感じでしたが、白い壁面
に明るい床と雰囲気ががらりと変わった感じです。
絵の展示としては明るいのが良いのか、美術館的な薄暗さが(絵の保護の為
でしょうが)良いのか分かりませんが、ともかく現代的で新鮮な感じのする
スペースでした。
私も同展を見続けて25年にはなるでしょう。毎年何人かの退会に新規入会者
があったようですが、ほとんどの方が長く続いて、各人それぞれの個性的な
モチーフを題材に描き続けておられます。
あまりこうしたプライベートな展覧会とかグループ展では見られないものです。
市内で開催される幾多のグループ展との中では、一寸別格、少なくとも
トップレベルの展示会であるのは間違いのないところでしょう。
今回も多くのギャラリーの方々の評価もその様だったようです。
良き指導者でもある森治郎画伯もお年を召され、この30回記念展で一区切りで、
いろいろと変革していくのでしょうが、今後の会の存続と益々の発展を祈ります。
さてそれでは早速ご覧いただきましょう。目録の順に13人の方の描く3点づつ
を当館では陳列してみました。どうぞごゆっくりご覧下さい。