誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

26展ー6 「第7回 99絵画展」よりー(1)

2014年04月24日 | Weblog

 

  本日は「99絵画展」から陳列致します。

  この会は、都立九段高校第9回生(1957年卒)の絵の好きなお仲間9人が

  年に一度集まって開く発表会です。

  会場の九段生涯学習館の周りはもう桜は過ぎておりましたが、九段坂辺りは

  新緑が目に鮮やかでありました。

 さて、今年も小学校からの友人である星野健次さんとそのお仲間の大西恒夫さん

 の作品を、昨年に引き続いて陳列致しました。

 この集まりは皆さん学校は同窓でも、同じサークルとか絵画教室とかでなく皆が

 それぞれに活動、研鑽しながら制作していて、年に一度この発表会で作品を

 持ち寄るのだそうです。一寸ユニークなグループと言えるかも知れません。

 そうした会も、絵画教室などとは違って、自由で新鮮で、一年間の成果や進歩に

 驚かされたりできっと楽しいものなのでしょう。

 それだけに皆さんがすこぶる自由闊達に、個性的で、のびのび描いて楽しんで

 居られるのが感じられます。

 パステル、墨絵、写真、水彩、淡彩、スケッチ画といろいろでバラエティーも豊かです。

 そんな具合で皆さんの作品がなかなか素敵なので、全員の方々の撮影もしてきた

 のですが、お会いできず陳列の承諾を得るチャンスがなく、残念ながら今年は

 見送りました。 それではお二人の8点をごゆっくりとご覧下さいませ。、


26展ー6 「第7回 99絵画展」よりー(2)

2014年04月24日 | Weblog

 

      星野さん作品の1/4

         星野 健次さん 画  『 里山の秋 』

      この淡い洒落たセンスは星野さん独特の世界です。

      もうかなり長い間この画風を貫いておられるのですから感心してしまいます。

      私の絵などとは、まさに正反対の物と言えるのでしょう。それだけに余計

      惹かれる物があるのかも知れません。

      私にはとてもこのあっさりした爽やかさは出せません。

      絵の具屋さん泣かせの様なその絵の具の消費量で、この表現ですから

      驚きです。私は絵の具屋さんが泣いて喜ぶ様な上得意客みたいなもので、

      塗って塗って塗りこんで気が付けば何時もその絵は濁ってしまっている

      という有様です。

      彼の作品を見ていると、よくここで筆を止められたものだと言う思いに

      駆られます。私だともっと描き込みたい塗りたい衝動を抑えられないかも

      知れません。

      絵の種類が違うというか、絵に対する感覚、認識、好み、考えが違う訳です

      から、彼のも私のも絵であってこのように絵にはいろいろあって良いのでしょう。

      スケッチ画、ペン画、淡彩画的発想の絵も、今や立派な一つの絵のジャンルで

           あり、彼のこうした作品もとても素敵なものです。


26展ー6 「第7回 99絵画展」よりー(3)

2014年04月24日 | Weblog

 

      星野さん作品の2/4

          星野 健次さん 画  『 山ノ湯 』

      絵の中にご自分の詩とか歌など一言を書き入れても、より効果的で素敵で

      面白いかも知れませんね。


26展ー6 「第7回 99絵画展」よりー(5)

2014年04月24日 | Weblog

 星野さん作品の4/4

       星野 健次さん 画  『 赤とんぼ 」

    星野さんのメルヘンの世界といったところでしょうか。

    彼の絵には何時も詩があり夢があり叙情的です。あっさり描いて

    それらの余韻を残すという彼独特の技法なのでしょう。


26展ー6 「第7回 99絵画展」よりー(6)

2014年04月24日 | Weblog

 

    大西さん作品の1/4

        大西 恒夫さん 画  『 熱海 小嵐町 』  油彩

     

      確実なデッサン力で市街地の建物群も安心して見ることが出来ます。

      彩色も素晴らしくクリーンな色を出しておられ、爽やかな感じがします。


26展ー6 「第7回 99絵画展」よりー(7)

2014年04月24日 | Weblog

 

     大西さん作品の2/4

        大西 恒夫さん 画   『 小田原漁港 』   スケッチ画

    難しいと言われる船のスケッチもこの方の力をいかんなく表しておられます。

    これを元に、この構図で、油絵にされたら、きっと素晴らしい作品になるでしょう。


26展ー6 「第7回 99絵画展」よりー(9)

2014年04月24日 | Weblog

 

      大西さん作品の4/4

          大西 恒夫さん 画  『 本牧N製油所 』  油彩

       如何にも油彩画らしい力強い作品です。この方の絵にはクリーンな爽やかな

       空気を感じます。

       巧まずして描かれてるかも知れませんが、これは素晴らしいことでしょう。

 

       以上で星野氏、大西氏お二人の8点をご覧頂きました。

       本日もご来館有難うございました。

       又来月の次回展をご期待下さい。 又当館でお会いしたいものです。    

                                        ーー 館長拝ーー


26展ー5 「第37回茅ヶ崎市民美術サークル展」よりー(1)

2014年04月13日 | Weblog

 

    市民美術サークルのこと!

   この会のネーミングから皆さんが市役所辺りの主催運営のサークルと思って

   いるようです。私も最初はそうでした。

   会員の皆さん茅ヶ崎市民ばかりながら先生を中心に30名の方々が

   寄り集い、水彩あり墨絵あり油彩あり淡彩ありで自由に楽しんでおられる様です。

   ここ数年は三橋さんの出品されているこのどう展覧会にはお邪魔しています。

   この方はかなりの多作タイプでかなり精進されているのが窺えます。

   地域の自治会のこと、老人会の世話役、町会役員さらにはカラオケ、絵は

   藤沢の教室も含めて2カ所、そしてたまには私との接点であるピンポンもと

   大活躍の方です。

   来週からの藤沢の展覧会にも油彩を4点出されるそうです。本当に何時描いている

   のだろうと驚くほどです。今年は所用でその藤沢の展示会へ行けないのが残念です。

   

   さて、今回は会場で三橋さんの作品を撮影していたら、会員の田中さんという方から

   気さくに声を掛けて頂き、三橋さんの知人であること、ブログ用の写真を撮っている

   ことなどをお話しました。

   たまたまその時の話の弾みで、その方も当館への陳列に気持ちよく快諾を頂き

   ました。どの絵どんな絵だかも知らずにお願いしたのは当館としても初めてのケース

   だったのですが、ご自分の絵の前に案内されて、大作で、かなりの腕前の方だった

   ので、内心では驚いたり喜んだりでした。

   こんなわけで、お陰で今回はこのサークル展からお二人の作品を陳列することが出来

   ました。       それではお二人の6点をどうぞご覧下さいませ。