誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

23展ー8 第31回神奈川水彩展よりー1

2011年08月05日 | Weblog

  神奈川水彩展

 同展は、中央の水彩連盟の支部的なポジションであり、いわば水彩連盟の全国にある各支部のうちの神奈川支部と言ったところでしょうか。
会長、役員、委員のほとんどは水彩連盟の方々だそうです。それだけにさすがにレベルも高く、落ち着いたアカデミックで荘重な雰囲気があります。そうした作品が約70点も並んでいます。それでいて何となく見やすく、疲れず、いつも見応えのある展覧会で、レベルと言いその規模や大きさも手頃でと、まずは最高の部類の1つに入るものかと思っています。
私は15年くらい前から毎年見ております。
知った方が4人も居られるので今年もその方々の作品を陳列させて頂きました。
この4人の方の共通点は、もう長い間、同じモチーフというのかテーマと言うのか、それに取り組み追求されているところでしょうか。
 4人の皆様には陳列へのご協力を感謝申し上げます。

 それでどうぞごゆっくりご覧下さいませ。

23展ー8 第31回神奈川水彩展よりー2

2011年08月05日 | Weblog


   神奈川水彩展

    作品NO,1/4

    
     芝 眞由美さん画  『トリオラの壁』


壁シリーズもいよいよ佳境に入ったのでしょうか、一段と時の流れと歴史や伝統の重みを、そして一抹の寂寥感と言った雰囲気が良くでています。

23展ー8 第31回神奈川水彩展よりー3

2011年08月05日 | Weblog

  神奈川水彩展

   作品NO,2/4


    小島 法子さん画  『赤い屋根(イタリア)』


 何時もこの南欧独特の屋根の赤い色には癒されています。
 あくなき追求に励んで居られる事にいつも感心するばかりです。

23展ー8 第31回神奈川水彩展よりー4

2011年08月05日 | Weblog


    神奈川水彩展

     作品NO,3/4

       児玉 惇子さん画  『日蝕の刻』

 落ち着きのある色で、素敵に構成された構図です。精錬され計算しつくされた
 見事なデフォルメとも言えるのでしょうか。
 今後、何年か掛けて、どう発展、完成していくのかが楽しみです。

23展ー8 第31回神奈川水彩展よりー5

2011年08月05日 | Weblog

   神奈川水彩展

    作品NO,4/4

     高橋 嘉子 画 『卓上のシンフォニーⅢ』

その時々で平凡な日常的なものを配置しながら、卓上という1つの空間(世界)の無限の広がりを追求しているのでしょうか。
まだ本人に聞いてみたことはありませんが‥。

 以上4点のご高覧を有難う御座いました。

 次回は8月の最終の週、茅ヶ崎文化会館での『鶴彩会展』を予定しております。
 どうぞご期待下さい。

23展ー7 第34回茅ヶ崎市民美術サークル展よりー1

2011年08月03日 | Weblog

  茅ヶ崎市民美術サークル展

この展示会には初めてでした。先週のちがさき平和美術展と同じ会場でしたが,こちらも長い歴史のようです。たまたま平和展のほうには長年、通っていたのですが、この会には残念ながら今まで気付かずで来てしまった様です。

会の名称から何となく、市が主催したり後援したりのいわば公立のサークルなのかと思っておりました。
しかし伺ってみると、小和田公民館の絵画教室からスタートし発展したということです。
創立時の先生が亡くなられ、今は芸大の日本画科出身の画家が先生だそうです。
約30人の方が各3点づつ、先生も素敵な日本画、スケッチ画、水彩画の3点を出して居られて、充実した盛大な展覧会でありました。

茅ヶ崎市は絵画人口が多いからでしょうが、何時も市内での各展覧会はかなり見ているので(絵が好きな事とアマチュアー評論家への修業と思い多少は意識的にも)、お会いはしたことはないけれど絵の作風とかお名前だけはよく覚えている、知っているという方が、私の場合は多いのですが、この会にはあまりそうした方々も居られませんでした。

それでも、先日の平和展,アミーゴ展、絵ふで展などに出して居られる方が何人かは居られました。この方々には、丁度会場でお会いした藤田さんにお話しして又当館への陳列をお願いしておきました。

私は今、公民館から頼まれて、所属している青鳩というピンポンサークルで、「卓球一般開放」という地域社会、住民の福祉と健康増進、コミュニケーション、触れ合い、を目的とした館主催のこの行事にボランティアとしてお手伝いをしております。
そこへ利用者参加者としてみえたのが、陳列した作品の中のお一人、三橋達夫さんでした。卓球の休憩時の雑談で、絵をやって居られるのを知り、展覧会にはぜひ伺いますとお約束したのが切っ掛けでした。この方も、私同様に絵と(但し油彩、私は水彩)卓球(但し私はピンポン)を日常生活の中に取り入れて楽しんで居られるようです。

全くこの世は、ひょんな事から、人の輪や社会のつながりが広がるものです。

それでは、当館では既にお馴染みの作家方の作品と、その三橋さんの3点をご覧下さい。
 今回も作家の方々には陳列へのご協力を感謝申し上げます。






23展ー7 第34回茅ヶ崎市民美術サークル展よりー2

2011年08月03日 | Weblog


  茅ヶ崎市民美術サークル展

  作品NO,1/6

   鈴木 登吉さん画 『残 照』 油彩 F20

  何度か当美術館へもご登場頂いております。
  いつも重厚なタッチで、暮れる前のあの「魔の時刻」が、静かさと詩情と
  寂寥とを見事に表現されているようです。
  

23展ー7 第34回茅ヶ崎市民美術サークル展よりー3

2011年08月03日 | Weblog


  茅ヶ崎市民武術サークル展

  作品NO,2/6


  永井 君恵さん画  『線路』 油彩 F6


  この方には、もう何回も素敵な絵で、当美術館でもお世話になっております。
  私はこの方の地中海ブルーの色の隠れファンです。今回も相変わらず、
  素敵な青空の線路風景です。
  明るい中にも何となく哀愁が漂い、今にも汽笛が聞こえてきそうです。

23展ー7 第34回茅ヶ崎市民美術サークル展よりー4

2011年08月03日 | Weblog

  茅ヶ崎市民美術サークル展

  作品NO,3/6


   志賀 千恵子さん画 『ひまわり』 水彩  F20

  
  イエローとグリーンの色の具合が絶妙です。素晴らしいコントラストです。
  グリーンの葉の重なりも素敵です。生き生きした明るい素晴らしい『ひまわり』
  です。

23展ー7 第34回茅ヶ崎市民美術サークル展よりー5

2011年08月03日 | Weblog

  茅ヶ崎市民美術サークル展

  作品NO,4/6

  三橋 達夫さん画  『山麓の春』 油彩  F30

  なかなかの大作、力作です。暖かい春の感じがでています。
  大きいだけに明るさ、春の陽が光っているポイントなどで、もっと変化を
  付けられたらと思いました。
  空の色をもっと明るくとか白い雲とかを配したら、手前の花がより引き立つ
  のでしょうか。