第10回『せりえ展』 `10,11月 市民ギャラリー
この「せりえ展」という名称は市内の芹沢地区に住む何人かの絵画名人や愛好家の集ま りからの由来だと聞いております。昔「鶴彩会」に居られた近藤氏が中心でやって居ら れて、毎年見せて頂いてきました。いつも全て素晴らしい作品ばかりでしたが、特に同 氏の作品には感心しそれを見ながら、その作品についてや一般の絵画論を伺うのが楽し みでした。同氏も今は会を引退してしまわれたそうで残念です。
しかし、故郷の或る地方で個展を開いたり、指導をしたりでご活躍だそうで安心しました。
芹沢地区というのは、市内でのずうっと奥の山手の方で、まだ里山あり畑あり雑木林あ りといった茅ヶ崎でも最も自然に恵まれた地域と聞いています。私はまだ行った事はあ りませんが、きっと古びた民家や農家や深い森などがあって昔ながらの農村風景や
山里の良き雰囲気が残っていて、そこに住む人の絵心が刺激されるのかも知れません。
それ故に、絵の上手な方や、例外はあるとしても、美を愛でるセンスや芸術心がある方 が多いのではと思うのは、私のうがち過ぎでしょうか。
今回は知ってる方がお一人ゲスト出品されており、案内を頂いたので行って来ました。
5人の方が、5~10点を出品、こじんまりながら今回も見応えのある充実した展示会 でした。
たまたま知った方が居られず、承諾を頂くタイミングが無く、当館に陳列したい作品も何点もあったのですがそれが出来ずに残念でした。
今年は、案内を頂いた「伊藤 赫子さん」の2点を陳列させて頂きました。
それではどうぞ御覧下さいませ。