「企画展あれこれ」企画展の6回目に当たって。
当館では今まで企画展として、様々な展覧会から多くの方の多くの作品を陳列して参りました。
お陰様でなかなか面白いとご好評を頂いております。
これも当館への展示を快く承諾して頂いた素人画家の皆さんのお陰と感謝しております。
少数の人やましてや自分の作品だけ等と固定し偏った展示などより、どんなに変化に富み、
良い素晴らしい作品にも恵まれる事でしょう。
当館では原則としてプロの画家(絵の売却又は絵を教えたり教本を発売等の絵に関する行為で
生計を立てている人と定義して)の作品は、何か差し障りがあってはいけませんので遠慮しております。
一方、趣味や日曜画家の方には必ず一応ご本人の承諾を頂いてから展示させて貰っています。
絵を楽しんで居られる方々ばかりだからでしょうか、お願いすると快くOKして下さるのが
嬉しいことです。その方々には如何にも人生を楽しんで居られる心の余裕、豊かな人間性、
温かい協調性や明るい大らかさ等を感じずには居れません。いつも感謝ばかりです。
それでも、良い絵だなぁと思っても全く知らない方或いは一面識もない方には、当館の説明から始めて
理解をして貰い、何ら害も支障もないことをお話し、或いは時にはブログそのものの説明が必要な場合も
ありますし、又時には館長自身の氏素性や性格、人柄や考え方までが必要になるかも知れません。
それを考えるといささか面倒になり躊躇してしまいます。
この辺が当館としてもこれからの課題の大きな1つかも知れません。
今までで、延べ400人位の方の作品を陳列させて貰いました。そのお願いをした中で、
一件だけ、自分の絵への過大評価でもしているのか、何か誤解をしているのか、単なる偏屈症なのか
或いは無知か、激しい自分の思い込みか、被害妄想的性格か、閉鎖的な自分の暗い世界に閉じこもる
可哀相な変人なのか何か分かりませんが、展示できない例がありました。
時折、本当にシャイで展示などと恥ずかしがって最初は嫌がる方も居られますが、
その1例がそれだとはとても思えません。
この世には、いやもっと狭く同じ趣味の世界ですら、いろいろな方や信じられぬ様な人がいるものと
改めて知らされました。これは大きな例外なのでしょうが、これからお願いするにも、謙虚によく納得まで説明して、
心して十分注意しなければと思っています。
これからも多くの企画展をめげずにお願いし、展示していこうと思っています。
その点、日頃からの気心知れた楽しいグループの方ばかりの作品展であるこのヤーコン会展などは、
気楽で陳列していても楽しいものです。
ただ、親しい方だけに、批評、評論のコメントが難しくなる点を除いては‥…。
そこは館主が、目下趣味での美術評論家(いささか素人画家はあきらめ気味で‥)の勉強や修行中ということで、
皆さんに我慢して頂いております。