誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

21展ー15 企画NO,14 グループ絵ふで展から

2009年11月11日 | Weblog
 ≪ご挨拶≫
1ヶ月振りに新しい展示の準備が出来ました。
先月の展示では、私(館主)の拙い絵を長々と並べてしまい、ご入場の皆様にはさぞ御迷惑をお掛けしたのではと案じておりました。
お詫びも兼ねて、今回と来月では友人知人の方々の作品を選りすぐり、素敵な展示にしたいと思っております。

それにしてもめっきり寒くなりましたが、皆様にはお元気でいらっしゃいますか。
数日前には木枯らし1号も吹いて、遠くの山々からは連日冠雪の便りが相次ぎ、遠くに見える富士山はもう中腹まで真っ白です。海も緑がかったダークブルーに変わって居ます。いよいよ冬の到来ですね。

巷では新型インフルエンザが大流行と騒いでいます。年輩者は例え私の様に幾つもの基礎疾患とやらがあっても、まず当分はワクチンの配給には預かりそうもない有様です。我が国の歴代政府の行政貧困の故なのでしょうが、これでは先進国の中で、住みにくい国のランクで上位にあるというのも頷けます。

自衛手段としては、不要不急なことでは外出しないこと、人混みには行かないこと、疲れる事はせずに、流行が峠を越すまでは家で手を洗い、うがいをして、適度な栄養を摂り、たまにはアルコールで喉も胃も消毒してじっとしているのが一番のようです。その時間潰しには、読書そしてPCなどで美術館巡り(特に誠茅庵美術館など)をやっているのが良いのではないでしょうか。

さて今回の展示では、藤田氏には他の出品者の方々に当美術館への展示の了承をはじめ色々お世話になりました。
藤田繁彦さんは、私の絵の先輩であり、その作品はもちろんのこと、真摯で真面目でやさしいそのお人柄を心から尊敬、敬愛する人生の先輩なのです。
その彼の絵を初めとして、見て頂くことになりました。同氏など絵はその人の人柄をを表すという典型的な例でしょう。絵は人なりです。
どうぞごゆっくりご鑑賞下さい。

21展ー15 企画NO,14 グループ絵ふで展から

2009年11月11日 | Weblog
 企画NO,14の陳列にあたって。

先日は小春日和の土曜日の昼下がり、絵のお仲間方と待ち合わせて、
『グループ絵ふで展』を見て参りました。
これで同展を見るのは昨年とで2回目です。
公募展である平和美術展の幹事や世話役の方々の有志10人の
プライベート展と伺っております。
カフェ&ギャラリー「ドービル」という洒落た画廊喫茶です。
海岸に近く茅ヶ崎公園の前の、こじんまりとしたとても明るい素敵な画廊です。
お一人2点でじっくり見るのにちょうど良い位です。
しっとりと落ち着いたなかなか雰囲気のある画廊です。

それでは、藤田さんを経由したり又は直接にお願いして、当美術館に展示のOKを快諾して下さった5人の方に感謝を込めて、その10点を展示致しましたのでどうぞ御覧下さいませ。          館主。

21展ー15 企画NO,14 グループ絵ふで展から

2009年11月11日 | Weblog

  絵ふで展からーNO,1

   藤田 繁彦氏 作ー1/2

     『知 床』  6号  水彩

何という美しさ、緻密さ繊細さに加えてデッサンも何もお上手なのでしょう!
毎回毎回ただただ息をのむばかりです。私の絵画論も自信がなくなります。
これこそまさに藤田さんの世界です。
絵に人生の反映を求めたり、人間の明暗、喜怒哀楽やさらには思想や哲学を要求するなんていう青臭い美術論は、こうした絵の前では引っ込めなくてはならない様です。作者が楽しく描いて、見る人はその素晴らしさに感嘆し心を癒され、幸せを感じるとしたらこれ以上の絵はないのでしょう。

21展ー15 企画NO,14 グループ絵ふで展から

2009年11月11日 | Weblog

  絵ふで展からーNO,2

   鈴木 登吉氏 作ー1/2

     『秋 色』 P8  油彩

  このまさしく題名通りの秋の色が何とも言えません。
  多分にわたしの個人的な好みになりますが、いつもこんな淋しさ、静寂、寂   寥、はかなさ、物憂い感じの雰囲気の絵にひかれます。
  私の偏見では、今の所、絵というのは人生の表現の一つであり、苦しさを悩み  を、時には歓喜や希望を、又ある時は虚しさはかなさ、そして生や死を、生き  様やその心の襞といったものを、風景とか静物とかいうモチーフを借りて表現  するものであると理論上というか観念的にはそう思って居るのです。
  もう少し評論家としての修業が進めば、考えも変わるかも知れませんが‥…。

21展ー15 企画NO,14 グループ絵ふで展から

2009年11月11日 | Weblog

 絵ふで展からーNO,3

   永井 君恵さん作ー1/2

        『春』 F10 油彩

  この方のは昔から何度も拝見しています。
  地中海のブルーの海、白樺林での白とライトグリーンの組合せ等と
  いつも素敵です。今回の「春」のグリーンも爽やかです。
  私は、素人評論家というより隠れファンというやつかも知れません。
  

21展ー15 企画NO,14 グループ絵ふで展から

2009年11月11日 | Weblog
 
 絵ふで展からーNO、4
  
  宮野 保幸氏 作の1/2
         『無 題』 10号 パステル

 
    パステルでワイングラスのガラスの質感や、西瓜の柔らかい質感を
    出しておられて素敵でした。全体に雰囲気が感じられます。

   次の次に展示させて頂いたNO,5の2点は同氏の奥さんの作品だそうす。

21展ー15 企画NO,14 グループ絵ふで展から

2009年11月11日 | Weblog

 絵ふで展からNO,4

 宮野 保幸氏 作ー2/2 
      『やる気はあるが自信はない』  パステル 10号

 こうなると、私のような素人しかも新米の美術評論家ではまだまだ理解力も
 鑑賞力もありません。これからの課題です。中央での大きな展覧会に行くと
 多くの抽象画、心象画に出会います。戸惑いながらも、その時は分からない
 ままに、今のところは次のことを自分の鑑賞基準として見ています。
 色がきれい、配置構図等のバランスが良い、不安感を感じない、独り善がりが
 あまり鼻につかない、気持を暗くさせない等といったことです。
 感性を磨き何時か、こうした絵を理解、堪能出来るようにもなりたいものです。

 この宮野氏の作品も、その題名と絵を何度も見比べましたが、何となく
 少しは分かったような気もしなでもありませんが? 矢張り分かりません。
 どだい抽象的な絵は考える見方をするものでじゃないのかも知れません。