(アミーゴ展陳列の初めに)
この2月に続いて今年2回目のアミーゴ展です。
今回もお会いした方、知った方には当館での陳列をさせて頂き有難う
ございました。
メンバーの方々はいろいろな会にも所属されている様なので、そちらでも
年に1回位は展示会があるとすれば、ここが2回とは出品作の制作も
なかなか大変だろうと、私などから見ると思ってしまいます。
教室でのや日常での習作や下絵ではなく、少なくとも人様に見せるべく
展示会への出品作なのですから、さぞ御苦労されたのではと思いながら
会場へ行ったら、それは全くの杞憂で、皆さんが4点ずつバラエティーに
富んだ力作を並べてました。
アミーゴ会での皆さんの精進振りが伺われるようでした。
やはり展示会というイベント、目標があるのも各人の制作意欲が刺激されて
良い活力が湧くのでしょうか。
アミーゴ会は毎週だそうで、しかも一日中を自由に勉強できると聞いてますが
そんな絵の為の環境だそうで羨ましい位です。
この位は描かなければ、この展示会のように上達はしないのでしょう。
ますます皆さんが多作になって、毎年毎年腕を上げられているのも、
むべなるかなと言う思いです。
会のムードも良く、明るく楽しく和気藹々で、それだけにやる気も醸成され、
先生のご指導も良く環境もよろしく(これは不思議なことに、展示場に居る
だけでも、そうした会の雰囲気が伝わって来るものです。)、これでは
皆さんが何処まで伸びるのかが楽しみです。
昔読んだ「絵の修行中の貴方へ」という美術の本に載っていたこんな言葉を
時々思い出します。
『絵の修業では、毎日1枚は描くこと。もし描けなかったら明日は2枚を、
明日も描かなかったら、翌日には3枚を必ず描きなさい。これを10年続ければ
もう貴方の絵は、既に一人前のレベルに必ず達しているでしょう。
そこから先は、貴方個人のセンス、感性、創造性、芸術性、感受性とかの
資質の有無と、やる気の程度と境遇や環境と言った内的、外的な要因に
よるのです』
これは、プロの画家を目指す若い人や画学生への言葉かも知れませんが‥。
しかし、『絵の上達は、その描いた枚数に比例するもの』という金言は、今の
我々にも通用する言葉でありましょう。
それではそんな勤勉なメンバーの方々の力作をどうぞごゆっくり
御覧下さいませ。