誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

25展ー16 企画NO,15「第43回版画展  group藍」よりー(序)

2013年12月14日 | Weblog

 

    版画の展示

毎年12月になると、この版画展が市民ギャラリーで開かれます。

同展は当美術館でも、もう何年も陳列しています。

毎年当館のその年の「取り」をとって頂いて居るという具合なのです。

一昨年辺りからは3人のかたの作品を陳列させて貰っており、今や

当館でも恒例の展示展といったところです。

今年は、案内状が届かず休会かと思っておりましたところ、直接

お声を掛けて頂き、陳列することが出来ました。

いつもの真弓千枝さんを初め、、一昨年からお願いしている駒井高雄さん、

そして今年は幸いにも、会場でお会いしてお願いした叶野裕児会長さん、

長老の仲川三郎さん、そして知人を経由して伊藤政法さんといった5人もの

素晴らしい版画作家方の作品を陳列することが出来ました。

お陰で当館でも充実した版画展になりました。

5人の方々に感謝申し上げます。

それでは早速、その5人の方の15点をご覧下さいませ。


25展ー16 企画NO,15「第43回版画展  group藍」よりー(1)

2013年12月14日 | Weblog

 

     版画NO,15-1

         真弓さん作品の2/3

            真弓 千枝 さん 作   『北山崎風景』

       真弓さんは、当館ではもう何度もご登場して頂いているお馴染みの

       版画作家です。

       同会の発足当時からのメンバーというキャリアです。

       しかも当館で何年にも亘って陳列している水彩画のあの鶴彩会の

       長年のメンバーでもあります。さすがに素晴らしいデッサン力です。

       お得意の風景画で、見事な遠近感で描写され厳しい海岸線と北の

       海の独特な物憂い愁いをも表現されているようです。        


25展ー16 企画NO,15「第43回版画展  group藍」よりー(4)

2013年12月14日 | Weblog

 

     版画NO,15-4

        駒井さん作品の1/3

           駒井 高雄 さん  作  『城址公園の赤い橋』

        この作者の素敵な色使いやモチーフに魅せられて、2年前にお願いして

        以来一昨年、昨年と続けて当館では陳列させて頂いております。

        緑と赤の配色もきれいで、人物に動きがあって如何にも爽やかな版画と

        いう感じです。


25展ー16 企画NO,15「第43回版画展  group藍」よりー(5)

2013年12月14日 | Weblog

 

      版画NO,15-5

         駒井さん作品の2/3

             駒井 高雄 さん  作    『 月の夜 』

 

         黒一色の濃淡で表現された如何にも版画の特長を駆使した素晴らしい

         作品です。

         こういう作品には、絵とは又一味やはり違った良さがあるのを感じます。


25展ー16 企画NO,15「第43回版画展  group藍」よりー(7)

2013年12月13日 | Weblog

 

      版画NO,15-7

         仲川さん 作品の1/3

            仲川 三郎 さん  作    『夜のスカイツリー』

      この方はひょんな事から、知人の女性の父君で彼女に会場で紹介されて陳列

      させて頂きました。

      何と88歳とおっしゃってましたが,かくしゃくとしてお元気なものです。

      同会のスタート時からのメンバーで大変なキャリアとお聞きしました。

      やはりさすがの作品です。赤のポイントが効果的です。

      お元気さ若さに驚くと同時に、その色使い、巧みな配色、若々しくも、難しい

      アングル構図に挑戦されているのには感心しました。

      未だにかなり精力的に多作の方だそうで、同展に6点も出品されてましたが、

      当館では勝手に3点を選ばせて頂きました。