誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

令和2年度展―(4) group藍 版画展―(初めに)

2020年12月16日 | Weblog

 

 コロナにも風邪にも負けず、今年もいつもの駅前の市民ギャラリーで、

   group 藍の第50回の版画展が開かれました。

   市内でも、中止や延期の行事が多い中で無事開催されたのは何よりのことです。

   何気なく50回と言いますが、年に1回なのですから、考えてみれば大変なこと

  です。時の移ろいと共に、様々な紆余曲折、状況の変化、特に人の移り変わりもさぞ

  いろいろあったことと思います。

   まさに継続は力なりで、この長年の実績には頭が下がります。

  そしてさすがに落ち着いた豊かな実力を感じます。

  私ももう何十年か見続けておりますが、やはり年々会員数が減り従って出品作品数が

   少なくなっているのは確かです。その点だけは淋しくも残念です。

しかし皆さんの元気な制作活動振りがどの作品からも伺われるのが嬉しいことです。 

  それではどうぞご覧下さい。


令和2年度展―(4)group 藍 版画展―(1)

2020年12月16日 | Weblog

 

          『 愛犬と一緒に 』

                     伊藤 政法さん 作の1/2

 

         この作者は知った方で、毎年この展示会での発表を楽しみにしています。

         作品にはいつも人物があったり、動きがあって楽しい素敵な作品です。


令和2年展―(4) group藍 版画展―(3)

2020年12月16日 | Weblog

      『 棚田のある風景 』

         叶野 裕児さん 作

 この会の中心的な方と聞いています。さすがのキャリアで、いかにも版画

 という香りがして、版画の世界に入り込みます。 

 


令和2年展-(4)group藍 版画展―(4)

2020年12月16日 | Weblog

 

                    『 WHO 』  唐澤 信夫さん 作

     自画像でしょうか、お会いしたことないもない方ですが、

    思わず「よう!ご同輩 元気ですか!」なんて声を掛けたく

   なるような暖かみを感じます。

  それだけ、漂う雰囲気が表現されて言うのでしょう。

 

 

     

 


令和2年展―(4)group藍 版画展―(5)

2020年12月16日 | Weblog

 

            『 団地の並木 』

            真弓 千枝さん 作

 

この方は、学生時代からの友人の奥さんです。

長年、水彩画もやっておられて、いつも気や森のグリーンを素敵に描いて居られます。

緑色の魔術師です。版画制作の方がキャリアは長いそうです。

もちろんデッサン力、色彩感覚は共通なものなのでしょうから、キャリアと共にその実力

が伺えます。

 


令和2年展―(4)group藍 版画展――(終わりに)

2020年12月16日 | Weblog

 

 

 「 作業台 」第55回 旺玄展受賞作。 叶野 裕児さん 作

 

これで4人の方の6作品をご覧頂きました。

版画というのも独特な味わいで良いものですね。

私が版画に興味を持ったのは、有名な版画家の「斉藤 清」と言う人の「雪景色」を

たまたま見た時でした。白黒だけのモノトーンで雪の積もった感じ、その静謐さの表現

に見せられたのを覚えています。この作家は私の両親の故郷(会津若松)のすぐ近く坂下町

の出身と聞いて特に関心を抱いたのが切っ掛けでした。

又私の会社時代の友人で、リタイア後長野の別荘兼アトリエに籠もって制作し、度々NHK賞

などを受賞している「谷生 広泰」さんという版画家居られます。

同氏の作品は数年前、当館でも何度か陳列させて貰ったことがあります。

人物像などで動きのある作風でした。

こうしてみると版画にも、水彩や油絵同様に炉色名画風、スタイルがあるようです。

風景にしても、油彩水彩にはない独特な叙情や味わいのあるものです。

どうぞgroup藍も、皆さんお元気でこれからも長く長く活動されることを期待しています。

会の発展と継続を祈って…。

 

本日はご高覧有難うございました。又のご来館をお待ちしております。

来春には、水彩画展を予定しております。    ――館長拝――