今年の最初の展示です。今年も当館の幕開けはアミーゴ展にお願いすることに
なりました。
アミーゴ展が市立文化会館で(2/18~2/23)開かれました。
未だ所々には片づけられた雪が残っていて寒い週ではありましたが、会場には
今年も力作が並びギャラリーも賑やかで、皆さんの絵への情熱が熱気が
温かく伝わってくるようでした。
今年の最初の展示です。今年も当館の幕開けはアミーゴ展にお願いすることに
なりました。
アミーゴ展が市立文化会館で(2/18~2/23)開かれました。
未だ所々には片づけられた雪が残っていて寒い週ではありましたが、会場には
今年も力作が並びギャラリーも賑やかで、皆さんの絵への情熱が熱気が
温かく伝わってくるようでした。
32人の方々が各4点づつの出品で、例年の如く水彩、油彩、木炭、デッサン、
パステルありと、大きさも大小いろいろあって、バラエティーも豊かに見応え
のある充実した展示会でありました。
とにかく自由で楽しそうな素敵なグループの暖かい空気が会場一杯でした。
きっとこの会には極端な変人奇人が居ないのでしょう。そうした会員にも恵まれ、
温厚な先生を中心に皆さんが仲良く楽しく日々切磋琢磨しておられるのが感じ
られる様です。
趣味の世界では、こうした環境でやれるのが一番の幸せでありましょう。
それでは会場を時計と反対周りに右手から会場での陳列の順の通りにご覧頂きます。
皆さんの4点から、館長の勝手な好みと当館での全体のバランスとを考え、
まことに失礼ながら各2点を選ばせて頂きましたことをどうかお許し下さい。
又、来年には新しい方や当館での陳列許可をまだお願いしていない方々の作品も
陳列したいものと思っています。
ではどうぞ14人の方の28点を、ごゆっくりと御覧下さいませ。
藤田先生の作品ー1/2
藤田 日出男 画伯 画 『遠くなる故郷』
藤田先生のこの数年続けておられる、一連の福島鎮魂シリーズの作品です。
望郷感そして寂寥感が、それから悲しみや絶望感が、やり切れなさと怒りとが
漂っています。絵の前では福島を思って胸が締め付けられます。
東電のあの対応、国の政策そして何より原発再開の動きには怒りを覚えます。
先生の絵の前で、今更ながらそんな思いに駆られるのです。
祈る! 復興福島。 祈る!脱原発。
永井さん作品の1/2
永井 君恵さん 画 『 線 路 』 木炭
この作者の珍しい木炭画です。さすがに巧みなもので、遠近感、メリハリがあって
線路の消えたあの向こうにある景色や世界を想像させるようです。
永井さん作品の2/2
永井 君恵さん 画 『 フイヨルド 』 油彩
昨年の「トレド」を初めとして、この作者の南欧風景の色合いが素晴らしく、
エーゲ海ブルー、スカイブルー、そして山や森のグリーン、建物の白い壁
バーミリオンの屋根などの対比、調和には何時も魅せられてきました。
もう十何年も、そうした絵の隠れフアンを続けています。
岩壁さん作品の1/2
岩壁 洋子さん 画 『 ベルロック 』 油彩
山と湖のお得意なこの作者の面目躍如というところです。
さすがに迫力満点の岩山です。
案外、油絵としてはあっさり描いて居られる感じを受けますが
それが青空にシャープに岩山がくっきりと映えて、より効果を
上げているようです。
岩壁さん作品の2/2
岩壁 洋子さん 画 『 ミーちゃん 』 油彩
こういう絵もお描きになるのですね。この作者の動物の作品は初めて
拝見しました。やはりさすがで、猫の全体のバランスが良く取れていて
可愛らしい作品です。
佐藤さん作品の1/2
佐藤 典子さん 画 『胸騒ぎを頼むよ』 水彩
この絵を見て、思わず佐藤さんを思いだして胸騒ぎを覚えました。
淡彩水彩画の典型、教科書のようで、いつもながら素敵なものです。
今年もこれらの題名は、歌唄いのグループ「スマップ」の歌の題名なの
でしょうか。
絵と題名とが間違いないかと、当美術館のカメラマンも学芸員も
神経を使ってしまいます。今でも題名が取り違っていないか一寸心配です。
佐藤さん作品の2/2
佐藤 典子さん 画 『 DEAR WOMAN 』 水彩
まるで色の配列、バランス、調和などの効果や描き方を、特に淡彩画の
それを、私などに教えて呉れているようです。
「 THANK YOU ! my dear lovely woman 」 というところです。