お待たせしました。本年最初の当館の展示会です。
人一倍寒がりで、生まれついての蒲柳の質の私(館長)は、そのうえ暮れにはインフルエンザA型
に罹ったりで、家に閉じこもりの日が多くて美術展廻りをする元気がなく、勢い当美術館の扉を
開けることが出来ずで,今年度の開館がすっかり遅れてしまいました。その間ご覧頂いた方、ご来館
頂いた方々にはお詫びと御礼を心より申し上げます。
絵を描くのは勿論でしょうが、これで絵を見るのも鑑賞するのもやはり気力、体力が充実してなければ
ということを実感しました。
今年の冬はとりわけ寒く、しかも寒暖差や温度変動が、加えて異常乾燥状態が激しく厳しい冬でしたが
ようやく庭の木々などにも春の兆しが窺えて、日中の陽光も明るくなりました。
私もやっと絵を鑑賞したい美しいものを見たいという意欲が戻ってくるのを覚えて来たのです。
そうして今年も当美術館の第1回目の陳列にこぎつけました。例年の通りこのアミーゴ展に
間に合うことが出来ました。
久し振りの展覧会場の雰囲気は心を弾ませます。感動と喜びを与えてくれるものです。
さて、このアミーゴ展では藤田先生をはじめ20名の方の62点のデッサン、木炭、パステル、水彩、
油彩と幅広い様々な作品が並んでいました。
同展はデッサングループと銘打ったところだけに、さすがにデッサン力は確かで、安心してみることの
できる展示会の1つです。
わが美術館でもお一人でも多く1点でも多く、陳列させて頂きたかったのですが、生憎ほとんど作者の
皆さんとあまりお会いできず、承諾をいただくことが叶わず、やむなくもう何年も続けて陳列している方
だけになってしまいました。特に昨年初めて陳列させて頂いた3人の方には話を通すことが出来なくて
残念な事でした。来年に期待です。
それでは9人の方の25点を、順不同の陳列ですがじっくりとごゆっくりご覧くださいませ。