早いものです。この会もいつの間にか第5回となりました。
継続は力なりでしょうか、5回目ともなると皆の力を合わせると大したものです。
搬入や陳列やその他の様々な準備などもかなり手慣れたもので、それぞれの
役割分担もスムーズにうまくいって、小さいけれど温かく洒落た雰囲気の会場が
あっという間に出来上がったと言う感じでした。
早いものです。この会もいつの間にか第5回となりました。
継続は力なりでしょうか、5回目ともなると皆の力を合わせると大したものです。
搬入や陳列やその他の様々な準備などもかなり手慣れたもので、それぞれの
役割分担もスムーズにうまくいって、小さいけれど温かく洒落た雰囲気の会場が
あっという間に出来上がったと言う感じでした。
入り口には石黒さんが描いた立て看板のヤーコンの絵が輝いています。
目の前には、松林に囲まれた4面のテニスコートが、南へ1分も歩けば
海岸という環境の良さです。窓の赤いシェードがお洒落で印象的な
画廊喫茶「ドーヴィル」が会場です。ドーヴィルというのはフランスの
有名なリゾート保養地の港町の地名です。
会場の隣室の喫茶室からは、珈琲の薫りが漂ってきます。美味しそうな
ケーキも見えます。
駅から一寸遠いのと、交通の便のことを除けば、この上ない様な環境
です。
来場者が多いことを第1の目的にしているわけではない我々のこの会
としては、まずは絶好のロケーションというのでしょう。
駅前のギャラリーなどとは違って、通りすがりの人やフリーの人の入場
はあまり望めません。しかし友人、知人、家族、絵の仲間や先生、そして
絵の特に好きな方やご自分でもやっておられる方等が中心で、想像以上に
多くの方に来て頂けました。
会場には温かくそしてアットホーム的な雰囲気で連日賑わっておりました。
石黒会長の作ったヤーコン(根菜の1種)で繋がった我々9名ですが、
絵の活動では年に一度のスケッチ旅行や先生等の個展の鑑賞会位
なのですが、反省会とか合評会とか勉強会と称した飲み会食事会や
雑談会などがあります。
何と言っても楽しいのがヤーコン畑での「芋煮会」です。
ただ今年に限っては、お芋の不作で出来なかったのが残念でした。
こうして、いつの間にか楽しみながらの5回展になりましたが、まことに
手前みそながら、序々にではありますが確実に年々充実した作品展に
なっていると思います。
それでは9人の24点を、会場の陳列の順通りにご覧頂きます。
どうぞコメント覧に、ご批評とかご感想など頂ければ幸せです。
どうぞごゆっくりご覧下さいませ。
作品展のNO,1/24
石黒さん作品の1/2
石黒 俊行さん 画 『過ちは繰り返しません』 パステル
作者はこのヤーコン会の会長です。そして根菜のヤーコン作りの
名人でもあります。
この会もヤーコンの繋がりも確かですが、同氏の愛すべきお人柄に、
この会が発祥から長く継続し、そして皆が仲良くまとまっているのも、
それに因る要素が大きいと皆が感謝しているのです。
作品展のNO,2/24
石黒さん作品の2/2
石黒 俊行さん 画 『 裸婦 』 パステル
デッサン、木炭を得意とされていて、2点とも色が付いた作品の出品は
久し振りです。
最近ではパステルに力を入れているとお聞きしています。
昔からデッサン力には定評がありましたから、パステルを巧みにこなして
独特のムードや味を出しています。
作品展のNO,3/24
高橋さん作品の1/2
高橋 純子さん 画 『 ぬいぐるみ 』 水彩
如何にも水彩画らしい淡くて、可愛らしい出来上がりです。やさしいタッチです。
この作風がこの作者の持ち味なのでしょう。
ほのぼのとした温かみ覚える作品です。「絵はその人を表す」という言葉の通り
なのでしょう。
作品展のNO,4/24
高橋さん作品の2/2
高橋 純子さん 画 『 芦ノ湖 』 水彩
淡い淡いすっきりしたスケッチ画的な水彩画です。
画法的には、私のような濃く塗りたくりたいタイプには、一寸物足りない
感じは否めませんが、これを見ていると癒される気がするのは確かです。
私が会場当番の時に見えた1人の男性ギャラリーの方が、「絵はこうで
なければ!きれいで、上品で、洒落てて、あっさりしている、これで
良いんだ!」と言ってるのが耳に入りました。
まさか作者の旦那さんではないでしょうけれど…。
確かにこれは良い絵の大きな要素の1つでしょう。
作品展NO,5/24
高橋の作品の1/3
高橋 まこと 画 『ビタミンとカロテンとジャスターゼ』 F10 水彩
自分の作品は正面切っての批評は、良くも悪くも難しいものだ。
視野狭窄とか錯覚などによるうぬぼれ的な自己満足の甘口批評は
恥ずかしいものだし、他人から見たらお笑い草だろう。
そうかと言って、度を超えた謙遜批評も嫌らしいモノだろう。
客観的な観察眼を持つのはなかなか難しいく出来ないことのようだ。
この絵のついて、或る辛口評論家は、まるでブリキで出来たキャベツのようだ!
モチーフがバラバラで安定感がないと厳しかった。他人の絵だと言いたいことが
よくもまあ言えるものだ。その通りなのだから何とも言えないけれど…。
それでもさつま芋だけは美味しそうだと褒めてくれました。
作品展NO,6/24
高橋の作品の2/3
高橋 まこと 画 「 2、5次元 」 水彩 F10
物体がテーブルとか、地面に乗ったり着いてないのは、本当の存在なのだろうか。
どう解釈すれば良いのだろうか。
一次元を直線としたら、空間とか円形や曲線で表現しているから、決して一次元
だけではない。モチーフが空間に浮いているのは三次元かとも言えるが、とても
上下左右前後に自由な広がりを持つ表現というような代物ではないから、とても
三次元の空間とは言えない。
そこで2,5次元という分かったような分からぬような奇妙な題名になってしまった。
作品展のNO,7/24
高橋の作品ー3/3
高橋 まこと 画 『 窓辺 』 P12 水彩
今年はあまり出掛けなかった勢か風景画がなく、最も苦手な室内での静物画
ばかりになってしまいました。私の作品は何時も濃くそして汚くなってしまうので、
せめて展示会では周りに合わせなくてはと、かなり意識的に淡くしていたつもり
でしたが、いつの間にかいつもの感じに近いモノになってしまいました。
ギャラリーとして見えていたプロの絵描きさんに、「貴方の描き方、感じ方では
ガッシュで描いたら良いかも知れませんよ!」というアドバイスを頂きました。