誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

2018展―(1)第28回デッサングループ アミーゴ展ー(初めに)

2018年02月10日 | Weblog

 

     < 御挨拶 >

      ご来館の皆様へ。 皆様には良いお正月をお迎えのことでしょう。

      今年もどうぞよろしくお願い致します。

      当館ではかなりの間、新しい展示もせず休館と同様な状態を続けておりました。

      これも館長の老齢や持病の悪化、加えてインフルエンザBに罹ったりでの

      意欲や気力の減退などといった、理由にならない理由の為に新しい展示が

      出来ないでおりました。

      それにも拘わらず時々覗いて見て下さったり、ご来館頂いた方々には、心から

      お詫び申し上げます。

      本日、やっと気力、意欲、体力共に小康を得て、今年最初の展示をすることが

      出来ました。1月には版画の「藍」展を予定していたのですが、版画フアンの

      方には申し訳ないことをしてしまいました。

 

      さて今年の第1回展は、当館ではもうお馴染みのあのアミーゴ展となりました。

      いつもの様にデッサンは無論、水彩、油彩、木炭、パステルと多彩で23人の方の

      74点が色彩もバラエティも豊かに楽しい展示会でありました。

      同展はいつも安心して見ることのできるのは、やはりこの会の方々のデッサン力

      の確かさによるのでしょう。

      顔触れは多少変わったようですが、まずは安定した実力者揃いで、落ち着いた

      なかなかの展覧会という所でしょう。

      それではその中から、10人の方の描く2点づつを、会場での陳列の順で右回りに

      当館でも陳列させて頂きました。どうぞごゆっくりご覧くださいませ。

 

 

 


2018展―(1)第28回デッサングループ アミーゴ展ー(1)

2018年02月10日 | Weblog

 

      岩壁さん作品の1/2

       岩壁洋子さん 画  『 小田原 公園 』  油彩

  

      今年もデッサン、油彩、水彩と多才な作品の出品です。

      さすがにどの作品も素晴らしいものです。

      この作者、お得意の油彩の山や湖の迫力と、それでいてメランコリックな

      独特な抒情感のある作品を、これからももっと描き続けて欲しいものです。


2018展―(1)第28回デッサングループ アミーゴ展ー(3)

2018年02月10日 | Weblog

 

       荒木さん作品の1/2

                      荒木洋子さん 画  『 穏やか 』  デッサン

 

      今年もこの上品な老婦人に会うことが出来ました。

      毎回、この方のデッサンの人物像には、ホッコリと温かく心を

      癒されます。柔らかいタッチでえに言われぬ暖かいムードに

      包まれます。


2018展―(1)第28回デッサングループ アミーゴ展ー(5)

2018年02月10日 | Weblog

 

       藤田先生の作品ー1/2

         藤田日出男 画伯  画  「 立てない牛(牛白血病)」

 

      最近では、時の流れと国の失政とも相まって、いささか忘れかけている

      福島の悲劇ですが、先生の福島への鎮魂歌シリーズは続いています。

      有難いことです。頭が下がる思いです。

      この悲劇は、過去のこととして世間に忘れられてはなりません。

      人々の関心は束の間の事です。本当の意味で終焉するまでは、国民も施政者も

      声を上げ続けなければならないのでしょう。

                 先生の絵を見るたびに励まされ教えられ、福島を思い心が痛むのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2018展―(1)第28回デッサングループ アミーゴ展ー(7)

2018年02月10日 | Weblog

 

       永井さん作品の1/2

         永井君恵さん 画 『 アルル 』  木炭

       

        この作家、永井さんと言えば、昔から明るい南欧の空、エーゲ海ブルー、

        エネラルドグリーンを思い浮かべます。そんな中に白樺の木の鮮やかな

        ホワイトを今でも覚えています。

        今回の木炭画もさすがにムーディな情感が伝わって来るようです。


2018展―(1)第28回デッサングループ アミーゴ展ー(9)

2018年02月10日 | Weblog

 

       石井さん作品の1/2

        石井君江さん 画 『 枝豆 』  水彩

 

        いつも水彩画独特の雰囲気のある素敵な花の絵を描いておられる方です。

        今回は一味雰囲気の違った「枝豆」を取り上げました。

        次の「ジンジャーの花」にもそうした傾向がみられますが、柔らかさに中に

        力強い線がアクセントとなっています。一寸した画風の変化の兆しでしょうか。