２２展ー１４ 企画展の１２ 鶴嶺公民館のロビー展より

　　最近、どの公民館でもいろいろな活動（自主事業）が積極的に行われているようです。
　　地域住民のために、住民の教養と健康の増進、情操の純化を図り、豊かな生活と
　　文化の振興、福祉の推進等への寄与を目的として、催事が盛んです。
　　これはとても良い事です。
　　高齢化社会の時代で、その役割はますます重要な事になるようです。
　　
　　そんな行事の一つとして九月中旬に、鶴嶺公民館のロビーの一寸したスペースを利用
　　した３０点位の小品展が開かれていました。
　　この会館を教室に利用しているお馴染みの「アミーゴ」の皆さんの作品です。
　　アミーゴは当美術館でも毎年陳列させて頂いておりもうお馴染みです。
　　残念ながら、皆さんにお会い出来ず了承を頂く機会がなかったので、毎度Ｏｋして頂き、
　　他の絵の教室でもご一緒している極く親しい方、４人だけの陳列です。　
　　ご協力有難う御座いました。
　　同公民館のますますの地域への貢献とアミーゴの発展を願いつつ‥‥。
　　　それではその４作品をどうぞ御覧下さいませ。

２２展ー１４ 企画展の１２ 鶴嶺公民館のロビー展よりー１

　　　　　作品ＮＯ，１／４

　　　　　石黒　俊行さん作品

　　　　　　『グランド・ビクトルア教会』　Ｐ６


　　　　　最近のこの作者は、木炭、デッサン等が多く、久し振りにこの方の彩色画を見ることが出来ました。
　　　　　しっかりしたデッサンで素敵です。
　　　　　もっともっと、色の道をおやりになったら如何でしょう。期待しています。

２２展ー１４ 企画展の１２ 鶴嶺公民館のロビー展よりー２

　　　　
　　　　　作品ＮＯ，２／４

　　　　　則武　清司さん作品

　　　　 『大盛り野菜（１）』　　Ｆ６


　　　　　　最近ますます腕を上げられ、もはや手慣れた実力を感じます。
　　　　　　絵の仲間では、同氏がこの数年で、一番描いている枚数が多いと言われて
　　　　　　います。
　　　　　　「絵の上達はその人の描いた枚数に比例する」という金言がありますが、
　　　　　　改めてこの金言が事実であることを知らされます。

２２展ー１４ 企画展の１２ 鶴嶺公民館のロビー展よりー３

　　　　　　　作品ＮＯ，３／４

　　　　　　　野口　昭美さん作品

　　　　　　　『秋近し』　　　Ｐ６

　　　　　　　全体に淡い柔らかな感じで、もうすぐ秋になる一寸した寂寥感が漂う
　　　　　　　ような，そんな風情を感じます。

２２展ー１４ 企画展の１２ 鶴峯公民館のロビー展よりー４

　　　　　　　　作品ＮＯ，４／４

　　　　　　　　佐藤　典子さん作品

　　　　　　　　『妙本寺』　　Ｐ４

　　　　　　　　相変わらず、ハイセンスで素敵なこの方のタッチと色使いです。
　　　　　　　　私はそもそも濃い彩色、丹念に塗り込んだ、複雑な色を使ったという方が
　　　　　　　　例え水彩画でも好みです。
　　　　　　　　しかしこういう絵を見る度に、洒落た淡彩画も良いものだなと思うのです。


　　以上、４点をご覧いただきました。
　　こうした町の公民館での気楽な小さな展示会にも好感を覚えます。
　　少しでも地域の人の心を和ませ、老若男女を問わず絵を好きになって貰う契機になり
　　美への関心を醸成したりすることが出来るとしたら素晴らしいことです。
　　立派な社会への貢献事業でしょう。　　　　　　　　　　　　ー完ー

　　次回は目下企画中です。又のご来場をお待ち致します。